『フランス映画祭2015』オープニングセレモニー完全再現レポート


フランス映画祭2015、いよいよスタート!


オープニングスピーチのあとは、司会のイザベルさんから団長のエマニュエルさんへと花束が贈られ、セレモニーは華やかに終了となりました。

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このあとオープニング作品の上映が始まるため、『エール!』を監督したエリック・ラルティゴさんと、主演女優のルアンヌ・エメラさん以外の方はステージを後にしました。

オープニング作品に選ばれた『エール!』は、フランス全土を涙と笑いで包んだ、動員数750万人の大ヒット映画です。監督のエリック・ラルティゴさん、主演女優のルアンヌ・エメラさんによる、簡単な映画の紹介が行われました。

ルアンヌ「これから見ていただく映画は、今まで観てもらった映画とはまったく別物だと思います。フランスの、そして世界中の多くの方々が観て涙を流し、喜びました。」

エリック「この映画の特別な点は、登場人物…つまり彼女の両親・弟の耳が不自由だということです。ですから言葉ではなく、文字や手話、身体を使って演技が表現されます。エマニュエルもイザベルも言っていますが、日本に来ることができて、本当に感激です。」

ルアンヌ「私もです。“ジャパニーズ・ドリーム”が叶いました。」

そしてエリックの「今後ルワンヌは、日本においてもスターになることでしょう!映画を見て、感動してくれたら嬉しいです。(日本語で)アリガトー!!」という言葉で、映画の紹介&セレモニー全体が締めくくられました。

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出展作品や日程など


その後『エール!』の上映&エリックとルアンヌによるトークイベントへと進みますが、ここで一旦、フランス映画祭2015に出展された作品を紹介させていただきます。

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《上段、右から》
『エール!』…オープニング上映作品。様々な賞に輝いた、驚異のメガヒット映画。

『ボヴァリー夫人とパン屋』…ユーモアと官能が交錯する、フランスらしい作品。

『EDEN エデン』…今回注目の作品。クラブDJの世界を舞台に、成功と挫折を描く。

『アクトレス〜女達の舞台』…圧倒的な映像美、クラシック音楽、シャネルの衣装が話題。

『ティンブクトゥ』…各賞を席巻!過激派に弾圧される家族を描いた感動作。

『チャップリンからの贈りもの』…実話が原作。幸せすぎる“ドンデン返し”に笑い泣き!

《上段、右から》
『ヴェルヌイユ家の結婚狂騒曲』…異人種・異文化が混在する仏社会をコメディで表現

『彼は秘密の女ともだち』…鬼才・オゾン監督の最新作。女装子と主婦の友情の物語。

『夜、アルベルティーヌ』…’50年代に実在した女優の、自伝的ラブストーリー。

『ヴィオレット』…パリ文壇に衝撃を与えた女流作家の反省を描いた傑作。

『地球へのラブレター』…名匠・ヴェンダースが紡ぐ、奇跡のドキュメンタリー。

『たそがれの女心』…1953年に公開された映画を、最新技術でデジタルリマスター。

詳しい内容は、フランス映画祭2015のウェブサイトをご覧ください。
開催期間は2015年6月26日〜6月29日。会場は有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇(6/27で終了)となっております。

映画祭終了後は、出展作品次々と日本の映画館でも上映されますので、気になる作品があったらぜひ、公開に合わせて劇場に足を運んで下さいね。
ではでは、Au revoi!(またね〜!)

(取材・文・写真/大場ミミコ)

(C) unifrance films

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