映画コラム

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2015年07月21日

スージョ必見の映画「シコふんじゃった。」に魅了されたなら「天空の蜂」もいかがですか?

スージョ必見の映画「シコふんじゃった。」に魅了されたなら「天空の蜂」もいかがですか?

ども、ライターのゆうせいです。


最近は専門雑誌が発売されるほどの相撲ブームで、女性の相撲ファンことスージョも話題ですね。そんなスージョなら絶対に観ておきたい作品が「シコふんじゃった。」です。

こちら、公開は1992年と20年以上前の作品ですが、伝統ある国技である相撲をテーマにしてあるだけに古臭さはありません。

スポーツ(相撲)、恋愛、キャンパスライフと、まるで往年の月9ドラマを彷彿とさせる、ヒットの要素をふんだんに含んだ作品となっています。

卒業させて欲しければ相撲部に入れってとんでもない話






いくらブームとは言え、「ちょっと相撲には興味が…」なんて方が多いと思いますが、本木雅弘さん(以下、敬称略)演じる大学生、山本秋平も、相撲には全く興味がなく、沖縄でのダイビングは最高とか言っちゃうくらいフワフワした男です。

大学の成績は卒業ギリギリの最低レベル。だけど就職は伯父さんのコネできっちり決めるというラクしてズルする奴なんです。

しかし、柄本明さん(以下、敬称略)演じる教授、穴山から呼び出しを受けたことで、楽しいキャンパスライフが一変。卒論担当である教授から、相撲部の危機を救ってくれと頼まれてしまうのです。(具体的には、相撲部員がいなくて試合に出られない、このままだと廃部になってしまうから試合にだけ出て欲しいという内容。)

正直、いくら卒論担当であろうとそんな取引を持ち出すのは言語道断です。なので、あくまでお願いレベルなのですが、上手いこと丸め込まれてしまうところは一見の価値ありです。



嫌々ながらも引き受けてしまった入部ですが、部室に行ってみると竹中直人さん(以下、敬称略)演じる主将、青木が待ち構えていました。大学を4年も留年してまで相撲部を守っているという変わった大学生、いや見た目は完全におっさんです。

その後、秋平の弟でアイドル的人気を持つ「春男」、相撲をやってもいいけど「尻」を見せたくない留学生「スマイリー」、クリスチャンだけど相撲部員の「田中」などなど、個性的なメンバーがあつまり、たった一度で良かったはずの試合出場からガチの相撲部員になっていく様は、相撲じゃなくても何か行動しなければという気持ちにさせてくれます。

この夏、何もしない素晴らしい一日を過ごそうと思っている方にこそ観て欲しい作品です。

本木雅弘、柄本明、竹中直人に魅了されたなら「天空の蜂」も必見



天空の蜂



3人のコミカルな演技が楽しめる「シコふんじゃった。」ですが、なんとこの3人が再び共演する作品があるのです。それが2015年9月12日より全国ロードショーとなる「天空の蜂」です。

最新鋭の超巨大ヘリが、原子力発電所の真上に静止。犯人は「天空の蜂」と名乗り、日本全土の原発を破棄しなければ、ヘリを原子炉に墜落させると宣言する。

映像化不可能と言われた東野圭吾のベストセラー「天空の蜂」の映画にて共演しているのです。

ナンパな大学生を演じた本木雅弘は、原発の設計士・三島として。

留年してまで相撲部を守り続けた主将を演じた竹中直人は、警察庁長官・芦田を。

寡黙ながら部員を支え指導する教授を演じた柄本明は、福井県警のベテラン刑事・室伏を、それぞれ演じています。

スケールが大きすぎて、本当に邦画なの?ハリウッド超大作じゃないの?と言いたくなるほどの作品です。

天空の蜂 江口洋介 本木雅弘


「シコふんじゃった。」で魅せてくれたコミカルなものとは正反対の、シリアスな演技が楽しみで仕方ありません。待ちきれない方は、原作で予習されるのも良いかもしれませんね。

それではまた。
ご存知、ゆうせいでした。

映画『天空の蜂』は2015年9月12日(土)より全国にて公開。



画像:(C) 2015「天空の蜂」製作委員会

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