俳優・映画人コラム

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2015年10月28日

片岡愛之助、語る! ~歌舞伎座スペシャルナイト開催~

片岡愛之助、語る! ~歌舞伎座スペシャルナイト開催~

■「キネマニア共和国」

10月26日夕刻より第28回東京国際映画祭プレゼンツ『歌舞伎座スペシャルナイト』が開催された。
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第2回目となる本年は、片岡愛之助による歌舞伎舞踊『雨の五郎』の上演と、名匠・黒澤明監督が終戦直後に『勧進帳』を題材に撮り上げた映画『虎の尾を踏む男達』を上映。

『雨の五郎』上演後、片岡愛之助がマスコミの前に現れ、今回の上演および催しについて語ってくれた。

「久々の歌舞伎、さらに歌舞伎座での舞台ということもあり、非常に嬉しゅうございました。さまざまな国の方々や、花道の向こうには華やかな着物の方々(ミス・インターナショナル30名)もいらっしゃったり、いつもよりちょっと違う空気を感じましたが、要所要所できっちり拍手してくださったりして、みなさん意外と良く歌舞伎をご覧になられているのかな、と思いました」

今回、この演目を選んだ理由は?

「今回は海外からもたくさんの方が来られていたので、言葉では理解できなくても楽しんでいただけるものを選んでみました。
 外国の方からは、歌舞伎ってとかく敷居が高そうとか難しそうとか思われがちですが、決してそんなことはないんです。歌舞伎座には英語でご鑑賞できるイヤホンガイドというものもございますので、最初はガイドを聞きながら楽しんでいただき、二度目はガイドなしで観ていただくと、より深くわかっていただけるのではないかと思います」

歌舞伎の鑑賞には、意外と2階席も魅力的なのだそうだ。
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「1階席も良いですが、2階席から観たほうが、むしろ歌舞伎の美しい動きを堪能できるのですよ。ですから2階3階と、階を変えながらご覧になる楽しみもあるかと思います。
こうした国際映画祭を通して、歌舞伎座で演じることの役者冥利。

「これからも歌舞伎に精進してまいりますし、またテレビなど歌舞伎以外のお芝居、ミュージカルなどにも挑戦していこうと思いますし、一方では上方歌舞伎役者・片岡愛之助もお見捨てなく、どうぞよろしくお願いいたします!」
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(文:増當竜也)

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