松坂桃李がパディントンにメロメロ!映画『パディントン』アフレコ会見リポート
2015年10月26日(月)、映画『パディントン』のアフレコ会見が行われ、パディントンの声を担当した松坂桃李さんが英国紳士風の衣装で登場しました。
今作はペルーから家を探してイギリスにやってきた紳士なクマ・パディントンが主人公のベストセラー児童小説が原作。ロンドンで出会ったブラウン一家との交流を描いたハートフルストーリーで、2014年11月にイギリスで公開され、全世界で321億円の大ヒットを記録しています。
会見の会場となったスタジオに松坂さんが登場すると、まずはアフレコの再現からスタート。
雰囲気の違う2シーンを実演します。
駅に降り立った場面では初めてのロンドンに不安げなパディントンの声色や息づかいを表現したり、セロテープに絡まってしまう場面では、うまくしゃべれなくなったパディントンの口調を再現するために、口の端を押さえて声を当てるという工夫も。
パディントンの魅力は好奇心旺盛なところ
松坂さんは洋画の吹き替えは初挑戦ということで、不安もあったそう。
「いろんな役を演じさせていただきましたけど、今回はクマ役か!と。クマと言えば有吉(弘行)さんじゃないの?と思ったんですけど(笑)、今回お話をいただけてありがたいです」と笑いも交えつつ、パディントン役への抜擢に驚きを語っていました。
また、「声のキーをちょっとあげてやっているので、喉の調子の関係で1日4時間くらいしかできなかったんです。何日も日をまたいでやったのがもどかしかったですね。あと、口の動きが複雑で、よくみたら動いているところが結構あって、そこをアドリブでやるのが苦労しましたね」とクマ役ならではの大変さもあったそう。
パディントンの印象については「とにかくかわいいです!」と大絶賛。
「ジャングルから出てきて、人間の日常も、見るものすべてがパディントンにとっては初めてなので、その好奇心旺盛な彼の動きひとつひとつがどれをとってもかわいいんですよ。アフレコしたシーンでも、「これは絶対セロテープ絡まるわ(笑)!」って先が読めるんですけど、そんなの関係ないくらいかわいいなって思うんですよね」とメロメロになっているようでした。
そんなパディントンを演じるうえで心がけたのは「見るものすべてが初めて、という新鮮な気持ち」とのことで、「歯ブラシとかドライヤーとかも初めての経験のつもりで挑みました」と役へのアプローチについても明かしていました。
ちなみに、スリをし損ねた男が落とした財布を見て、「財布を落とした人がいる」と勘違いしたパディントンが、その男を追いかけるシーンがお気に入りなんだとか。
「パディントンは親切心でやっているけど実はその男はスリだというのがコミカルで、スピーディーで面白いです。最終的には「クマがスリを捕まえたぞ!やったー!」みたいなところにつながるので好きなシーンですね」とにっこり。
最後に「1月15日公開で、年明けに見るにはふさわしい作品かなと。ロンドンの情緒的な雰囲気と近代的な建物の中や道具がうまい具合に融合されていて、画がきれいでおしゃれ。そしてとにかくパディントンがかわいいので、お子さんも喜ぶと思いますし、大人も心があったまるようなヒューマンなストーリーなので、見終わったあとはほっこりと笑顔がこみ上げてくるような作品です!」と作品をアピールしていました。
フォトセッションにはパディントンも登場!
「目がすごくいいですね! あと、クマにピーコートとハットを合わせたらかわいいんじゃないかと考えた人はすごいと思います」とパディントンをベタ褒めすると、MCからパディントンに「今の気持ちを動きで表現して」と無茶ぶりが。
元気に動くパディントンの姿を見て、「「とってもうれしい」と言っています」と気持ちを代弁してあげる松坂さんでした。
松坂さんの初クマ役にも期待が高まる、映画『パディントン』は2016年1月15日(金)全国ロードショーです。
(文・取材:大谷和美)
(c)2014 STUDIOCANAL S.A. TF1 FILMS PRODUCTION S.A.S Paddington Bear TM, Paddington TM AND PB TM are trademarks of Paddington and Company Limited
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