女優の広末涼子が、第35回ハワイ国際映画祭でキャリア功労賞を受賞した。日本人女優としては初の快挙となる。

第35回ハワイ国際映画祭　ワールドプレミアに広末涼子が

第35回ハワイ国際映画祭はハワイ・ホノルルで開催されており、広末涼子が主演をつとめた映画『はなちゃんのみそ汁』は長編部門に出品。11月15日（日）（※現地11月14日（土））にワールドプレミアが実施され、広末涼子も現地を訪れた。

この日、プレミアの会場前には長蛇の列ができる大盛況となり、場内は満席。上映中は温かい家族の物語に涙する人が続出し、上映後は拍手が鳴り響いた。

観客の様子を観ていた広末涼子も「観客の皆様が沢山笑っていてくださり、安心しました。この作品を通して、千恵さんに感謝したいです。そして、安武信吾さん、はなちゃんに出会えたことが何よりの幸せです」と笑顔を浮かべていた。

広末涼子　キャリア功労賞　授賞式コメント

キャリア功労賞は、これまでのキャリアを総括して評価された俳優に贈られるもので、過去に、日本人では渡辺謙や役所広司、海外ではサミュル・L・ジャクソンらが受賞している。広末涼子は、日本人女優としては初の受賞。10代の頃から第一線で活躍してきたキャリアに対する高い評価が与えられた結果となった。

授賞式での広末涼子のコメントは以下のとおり。

広末涼子　授賞式コメント
この場にこうして立てることを嬉しく思っています。とても興奮していて幸せな気持ちです。有難うございます！（ここまで英語）
この映画祭は、私は初めて出席させていただきますが、とても思い出深いものがあります。皆様ご存知の方もいるかと思いますが、『おくりびと』は、ハワイ国際映画祭ではじめて評価（賞）をいただいて、世界に羽ばたきました。アカデミー賞でノミネートされただけではなく、オスカー像を手にさせていただいて、本当に自分にとってはこの映画祭は思い出深く、すごく幸運なイメージのある場所です。この度『はなちゃんのみそ汁』でこの場に足を運ばせていただき、本当に光栄で嬉しく思います。それと同時に、『はなちゃんのみそ汁』も世界に羽ばたくことを夢見て、沢山の方に愛される映画となるといいなと思います。本当に今日はありがとうございました。

映画『はなちゃんのみそ汁』は、がんに犯され、33歳の若さでこの世を去った安武千恵さんが家族との日々をつづったブログを基にしたエッセイ「はなちゃんのみそ汁」を原作とした作品。広末涼子は主役の千恵を演じ、他、滝藤賢一、一青窈らが出演している。12月19日(土)よりテアトル新宿＆福岡先行公開、1月9日(土)より全国拡大公開予定。

映画『はなちゃんのみそ汁』公式サイト

https://hanamiso.com/



（C）2015「はなちゃんのみそ汁」フィルムパートナーズ

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