映画コラム
初笑いにぴったりの映画4+1選!
初笑いにぴったりの映画4+1選!
こんにちは。シネマズ公式ライターの大谷です。
お正月といえば、初笑い!ということで、邦画大好きな筆者が新年にぴったりの邦画コメディをご紹介したいと思います。
『超高速!参勤交代』(2014)
参勤交代を終えたばかりにも関わらず、5日以内に再び参勤交代を言い渡された湯長谷藩の藩主・内藤政醇(佐々木蔵之介)。
ただでさえ藩の蓄えがないうえに日数もわずかという無理難題だが、藩の取り潰しがかかった参勤交代に、知恵をしぼりながら江戸へ向かうことに。
まずはお正月らしく、時代劇からひとつ。
幕府の裏をかいた奇抜な作戦と家臣たちとのやりとりがとても面白い作品。
深田恭子さん演じるお咲のじゃじゃ馬っぷりも見どころのひとつです。
『超高速!参勤交代 リターンズ』の公開も決定しているので、この機会に観てみるのもいいかもしれません。
『ステキな金縛り』(2011)
妻殺しの容疑で逮捕された被告の弁護を担当することになった、宝生エミ(深津絵里)だが、アリバイを証明できるのは事件当時に被告に金縛りをかけていた落ち武者の更科六兵衛(西田敏行)だけ。
エミは、六兵衛に証言台に立ってもらうため、そしてオカルトを否定する検事の小佐野徹(中井貴一)に六兵衛の存在を証明するため、奔走します。
新年から「金縛り」とは、いかがなものか。という声もありそうですが、笑いあり、涙ありのお正月にほっこりとした気持ちになれる作品です。
深津さんのみならず、西田さんのキュートさも前面に出ていて笑いを誘います。
また、年末の慌ただしいホテルが舞台の『THE 有頂天ホテル』も年末年始にオススメの映画です。
『マルサの女』(1987)
港町税務署に勤務する、調査官・板倉亮子(宮本信子)は、その実績から国税局査察官(通称マルサ)に抜擢される。
以前から目をつけていながらも強制調査権限がないため、脱税を暴くことが出来なかったラブホテル経営者の権藤への密告が入ったことから、本格的な調査を開始することに。
調査官と脱税に加担する人々による攻防戦は緊張感がありながらも、コミカルに繰り広げられます。
サバサバとした亮子が脱税者の隠蔽を暴いていく姿は爽快で、新年にもぴったりかもしれません。
また、伊丹監督作品には『ミンボーの女』や『スーパーの女』、『マルタイの女』など●●な女を描いた映画が多数あるので、こちらも観てみてはいかがでしょう。
『龍三と七人の子分たち』(2015)
ヤクザを引退して息子の世話になっている龍三(藤竜也)は、ある日息子を語るオレオレ詐欺の被害にあってしまいます。
その犯人が暴走族崩れの京浜連合だと知り、龍三はかつての仲間たちと反撃に繰り出します。
アクション系の作品が好みなら、こちらもオススメ。
病院や介護施設にいたり、生活保護や寸借詐欺で生計を立てていたりと、北野監督が描いてきたヤクザとは一風違う、コメディ要素あふれるおじいちゃんヤクザたちが派手に暴れ回ります。
それぞれのキャラクターはもちろん、商店街でのカーチェイスは迫力満点です!
2016年公開のコメディ映画
最後に、初笑いというにはちょっと先の公開ですが、『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』(2016年2月6日公開)は、間違いなく2016年の筆者おすすめのコメディ映画です!
修学旅行のバス事故で死んでしまった高校生の大介(神木隆之介)は、片思いの女子に再会するため、地獄の赤鬼・キラーK(長瀬智也)がギターボーカルを務めるバンド「地獄図(ヘルズ)」に参加し、人間への転生を目指すことに。
もはや誰が誰だかわからないほどの鬼メイクを施した見た目のインパクトはもちろん、シュールな地獄生活はギャグ要素が満載。
一方、現代のシーンでは人間ドラマも描かれて、濃厚な作品になっています。
年明けを自宅でゆっくり過ごすなら、映画で笑って楽しく新年を迎えてみては?
(文・大谷和美)
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