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2016年01月06日

4DXヒット作は、ほぼ全て!4DX映画の鍵を握る男・チェ氏インタビュー

4DXヒット作は、ほぼ全て!4DX映画の鍵を握る男・チェ氏インタビュー



CJ4DPLEX チェ・ヨンスン インタビュー 4DX 演出家



――韓国では4DXの他にもスクリーンXのような上映形態があると聞きました。多様化する視聴方法ですが、未来の映画館、映画の楽しみ方はどのようになっていくと思いますか?
※スクリーンX…通常1面しかない映画館に、左右2面のスクリーンを追加し、3面にて上映する形態。

みなさんご存知の通り、2Dが進化して3Dに発展し、IMAXやVRが誕生しての4DX。さらに映画館に足を運ばなくても、VODサービスのようなホームエンターテイメントで映像を楽しむことができる時代になりました。こういった多様化する視聴方法やそれを取り巻く背景の中、4DXは観客に映画の世界への没入感を与えることができますし、今後4DXが将来の映画業界を牽引していくリーダーになれるよう努力をし続けなければならないでしょう。そうなって行くと、自然と観客らのニーズも増えて、映画館も増えて、観客動員数も増えて、映画業界全体の成長にもつながるのではないかという期待をしています。

――4DXが商業化されたのは、2009年。もし、過去作の中で4DXにしたらもっと面白くなると思う作品は?

4DX初体験だった『ゼロ・グラビティ』や、『インターステラー』のような宇宙の無重力状態の動きを表現したくて、70〜80年代に大学生活を送りながら20代の黄金期を過ごしました私なので、憧れの巨匠スタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』です。4DXとの相性が良い作品でもありますが、その静的な映画の美しさを4DXの表現で再誕生させたい。一度は挑戦してみたいです。また、スタンリー・キューブリック監督といえば『シャイニング』。ジャック・ニコルソンの狂気に満ち満ちた最後のシーンを、サプライズ効果をふんだんに取り入れて表現したいです。ご迷惑にならないのであれば、そんなクラシックな映画を4DXにしてみたいです。

チェ氏の4DX演出『ボクソール★ライドショー 恐怖の廃校脱出!』


2015年作品では『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』や、邦画では『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』『劇場霊』『ドラゴンボールZ 復活の「F」』など、ここ最近の4DX作品のほぼ全てがチェ氏の4DX演出によって公開され、話題となった。

ボクソール★ライドショー 恐怖の廃校脱出



そんなチェ氏による4DX演出の最新作の1つ、日本初の4DX専用ムービー『ボクソール★ライドショー 恐怖の廃校脱出!』が2016年1月16日より公開となる。『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』シリーズや『シロメ』で知られるホラー界の鬼才・白石晃士監督が監督・脚本さらに出演と1人3役をこなした本作は、4DXの様々な効果をフルに体験できる作品だ。まだ4DX未体験の人も、既に体験済みの人も映画館に足を運んで、日本初の4DX専用映画を体験してみてはいかがだろうか?

映画『ボクソール★ライドショー 恐怖の廃校脱出!』は2016年1月16日より、ユナイテッド・シネマ他にて全国ロードショー。
CJ4DPLEX チェ・ヨンスン インタビュー 4DX 演出家



Young Choi(チェ・ヨンスン)

CJ 4DPLEX 4DX i-Studio

総括クリエイティブ・ディレクター

1971年7月生まれ。広告製作会社、ヴィジュアル・エフェクトのプロデューサーなどを経て2014年に CJ 4DPLEX 4DX i-Studioに入社。同年1月総括クリエイティブ・ディレクターに就任。主に4DXコンテンツの品質管理及び4DX最終演出の方向性を打ち立て2015年現在150本以上の長編商業映画を4DX化。映画のほか、CMや予告編、オルタナティブ・コンテンツなど含め、2年間累計300本以上のコンテンツを手がけるという驚異的な仕事量をこなし、精力的に活動中。


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