モハメド・アリに学ぶ「夢実現のためのガマンしない力」
今月のはじめ、ボクシングの元世界ヘビー級チャンピオン、モハメド・アリ死去のニュースが世界を駆け巡り、オバマ大統領を筆頭に世界中の著名人が声明を出しました。
でもアリって伝説のボクサーって言うけど「けっきょく何した人なの?」「彼の何がスゴイの?」っていう人も多いですよね。
死去によってアメリカで再上映が決まったウィル・スミス主演『ALI アリ』を元に、伝説の ”ザ・グレーテスト” の生涯から、自分の信念を貫いて夢を実現するための「ガマンしない力」を教えてもらいましたよ!
竜さんの「大切なことは全部映画が教えてくれた」
何もガマンしなかった英雄
モハメド・アリを一言で表すならば「信念の男」です。
類い希な才能に恵まれたアリのようなボクサーならば、大人しくみんなの言うことを聞いてボクシングをやっていれば、順風満帆なスター人生を送ることができたでしょう。
けれど彼は子どもの頃から「自分と違うブロンドの髪と青い瞳の神様」を信じることに違和感を感じ、人種差別と闘い、無意味な戦争に反対して徴兵拒否をしたあげくにライセンスを失い、黄金時代を築くべき年齢のときに試合ができなくなってしまいました。
アリが輝かしい「順風満帆」ではなく「波瀾万丈」を選んだあげく、単なるスポーツ選手ではなく歴史に残る偉人になり得たのは、彼がいつも信念を貫いたから、つまり何に対しても「ガマンしなかった」からなんですね!
ガマンが夢や成功を遠ざける
「ガマンしない」っていうのは「好きなことだけやる」ってことです。「好きなこと」っていうのは、自分自身が一番輝けること。一番輝けるっていうのは、それが得意で、やってるだけで楽しくて、みんなの役に立って、お金や成功もついてくること。
「ガマンする」というのはつまり「やりたくないことをやる」ということです。
「やりたくないこと」が多い人生がつまらないのはみんなわかってるのに、なんでみんなガマンしちゃうかっていうと、その先に夢や成功があると信じてるからなんですね。ボクもかつてはそう思ってました。
ボクシングが大好きで、得意で、やってるだけで楽しい人と、ボクシングで勝ち続ければ成功し
て夢が叶うからとイヤイヤがんばってる人の、どちらが本物のチャンピオンになれるでしょうか。
ガマンをやめると、自分が「本当に輝くこと」が見えてきます。お金のためだけにイヤイヤがんばっている仕事や、本当はキライなのに不安だから付き合っている人を手放すことができたら、どんどん楽しくなって、楽しいからどんどん積極的に動いて、夢や成功はどんどん近づくでしょう。
今までずっとガマンして生きてきた人が、仕事やプライベートでいきなりガマンをやめると、いろいろイヤなこともあるかもしれません。人間関係にヒビが入ったり、一時的にお金がなくなったり。
そんなとき、アリのように完璧にガマンしないで生きることはタフかもしれないけど、スクリーンの中のアリの勇ましい背中を見ていると、なんだか自分にもできるんじゃないかって気がしてくるんです。
あなたは今、仕事やプライベートで何をガマンしてますか?本当は何がしたいですか?まずはそこから考えてみませんか。
「人が望む自分になるのはゴメンだ。恐れずに理想を追う。思うがままに」___モハメド・アリ『ALI アリ』
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(文:茅ヶ崎の竜さん)
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