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情熱と色香漂う女優…浅丘ルリ子の特集上映
情熱と色香漂う女優…浅丘ルリ子の特集上映
女優・浅丘ルリ子の初期の代表作9作品を一挙上映する特集上映が、東京・ラピュタ阿佐ヶ谷で、今週末2016年6月26日(日)から9週間にわたって開催される。
“昭和の銀幕に輝くヒロイン”浅丘ルリ子の特集上映開催
浅丘ルリ子は1954年、日活企画の『緑はるかに』の主役募集に応募して3,000人の中から合格、十代半ばにして銀幕デビューを果たし、美少女女優として活躍。その後、小林旭や石原裕次郎など日活スター俳優の相手役を数多務めるようにもなり、その華やかさに日本中が虜になった。
このたび、ラピュタ阿佐ヶ谷ではおなじみの「昭和の銀幕に輝くヒロイン」シリーズの第81弾として、浅丘ルリ子の50・60年代の代表作・意欲作9本が特集上映される。
『華やかな女豹』す(C)日活
『若い傾斜』では、社会の厳しい現実に理想と純心で立ち向かう少女を演じ、若者の青春を彩る。『十六歳』では、愛を知り悲しみを知る“大人の女”に体当たりで挑戦し、鮮烈な印象を残した。
また『でかんしょ風来坊』では小林旭と喜劇を盛り上げ、『どじょっこの歌』では、困難な生活に純愛をつらぬく戦争孤児の娘を熱演した。
『愛の渇き』(C)日活
そして、石原裕次郎共演・蔵原惟繕監督の傑作ロードムービー『憎いあンちくしょう』で、浅丘ルリ子は女優として開眼。山陰・北陸地方で1か月以上に及ぶ大ロケを敢行し、清く激しく、美しい世界を作り上げた出演100本記念の意欲作『執炎』から、妖艶さを肉体と精神の両方にみなぎらせた三島由紀夫原作の『愛の渇き』にかけて、彼女はさらなる成長を見せる。
華麗さと色香を増しながら、演技派女優としても地位を確立させた浅丘ルリ子の熱演の数々を、スクリーンで体験してみてはいかがだろうか。
特集上映『昭和の銀幕に輝くヒロイン第81弾 浅丘ルリ子』
場所:ラピュタ阿佐ヶ谷(東京都杉並区阿佐谷北2-12-21)
開催期間:2016年6月26日(日)〜2016年8月27日(土)
時間:連日10:30より1回上映
料金:一般1200円/学生・シニア1000円/会員800円/水曜サービスデー1000円
上映作品
『若い傾斜』(1959年 / 監督:西河克己 / 出演:川地民夫、山根寿子、二本柳寛)
『十六歳』(1960年 / 監督:滝沢英輔 / 出演:渡辺美佐子、白木マリ、山岡久乃)
『でかんしょ風来坊』(1961年 / 監督:斎藤武市 / 出演:小林旭、中原早苗、宮城千賀子)
『どじょっこの歌』(1961年 / 監督:滝沢英輔 / 出演:高橋英樹、小沢昭一、葉山良二)
『憎いあンちくしょう』(1962年 / 監督:蔵原惟繕 / 出演:石原裕次郎、芦川いづみ、小池朝雄)
『執炎』(1964年 / 監督:蔵原惟繕 / 出演:伊丹一三、芦川いづみ、平田大三郎)
『夜明けのうた』(1965年 / 監督:蔵原惟繕 / 出演:浜田光夫、松原智恵子、岡田真澄)
『華やかな女豹』(1969年 / 監督:江崎実生 / 出演:松原智恵子、弘田三枝子、川津祐介)
『愛の渇き』(1967年 / 監督:蔵原惟繕 / 出演:中村伸郎、山内明、楠侑子)
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