大人が7月に見たい!夏を感じる邦画3選!
7月に入りましたので、「夏っ!」みたいな作品を紹介してみます。意外と「知ってるけど見てない」かもしれませんので参考になれば嬉しいです。
リトル・フォレスト 夏・秋
ストーリー
東北の小さな村を舞台に、旬の食材をいかした食事と自給自足の生活を通じて自分と向き合う若い女性の姿を描く。一度は都会に出たものの、自分の居場所を見つけることができず、東北の山間の小さな村・小森に戻ってきたいち子。スーパーやコンビニもない小森での暮らしは自給自足で、畑仕事をしたり、野や山で採れた季節のものを材料にして食事を作り、日々を過ごしている。大自然はさまざまな恵みを与えてくれる一方、時には厳しさもみせるが、そんな自然に囲まれた生活の中で、いち子は一歩を踏み出す勇気を蓄えていく。
この作品が見れるストリーミングサービス
この作品の魅力
この映画は2つの映画がセットになっています。もっとつまり、夏と秋で別々の作品、エンドロールが別々にあります。もっと言うと別に「リトル・フォレスト 冬・春」という作品があり、4つで1つの映画になっているのです。
物語はシンプルですが、この映画の魅力は底なしの天井なし。
様々な野菜や料理が次から次へと映しだされていく映画で、淡々としてると思わせつつ「死ぬまでみていたい」と思えるほど魅力にハマっていくのです。ふと疲れた時とかに家で見るとちょうど良い和やかな空気感を感じることもできます。
夏になると「夏だっ!」と感じるわけですが、この映画を見るとその先にある秋を意識した夏を感じることが出来るようになります。
シンプルな映画ですので、「とりあえず見る」にも最適。そして「とりあえず見る」と底知れぬ魅力に引き込まれることでしょう。
サマー・ウォーズ
ストーリー
数学が得意だが気弱な高校2年生の健二は、憧れの先輩・夏希に頼まれ、夏休みの間、彼女の実家で夏希のフィアンセとして過ごすことに。そんな時、健二はネット上の仮想空間OZで起きた事件に巻き込まれ、その影響が現実世界にも波及。夏希の一家ともども、世界の危機に立ち向かう。
この作品の魅力
「夏といえば?」と聞いたらこれを真っ先に上げる方はまあ多いことでしょう。私も当然そう思うわけでありまして。
仮想空間とリアルで戦う映画ですが、何と言ってもこの映画は「団結」を見せるのが見どことです。「夏だ思い出を作ろう!旅行にでも行くか!」と夏=イベントに自然とフォーカスしがちですが、人との思い出って素敵だな、なんて思えるのが本作です。
映画の魅力をより具体的に?
いやこれはとりあえず見て下さい。
よろしくお願いしまーーーす!!!!
(↑見れば何を言いたいかきっとわかります笑)
菊次郎の夏
ストーリー
祖母と暮らす小学3年生の正男は、夏休みを利用して写真でしか見たことのない母に会いにゆく事を決意。そんな正男を心配した近所の主婦は、無職でブラブラしている自分の夫・菊次郎を同行させる。嫌々引き受けた菊次郎は、少年との旅も右往左往でいい加減。だがそんな2人の間にもやがて交流が生まれ、ついに正男の母と対面の時を迎えるが・・・。
この作品の魅力
この映画をご覧になったこと無い方でも、この映画のテーマ曲"Summer"はきっとご存知でしょう。
映画は少年とおっさんのロードムービーで、面白おかしく良い意味で何も起きないのが魅力的な映画です。と言いつつ後半はしんみりと感動させてくれるのが憎い。北野武監督の映画はバイオレンスなものの人気が高いですが、本作を夏に見ると子供の頃の何気ない出来事を思い出すことが出来ます。
どうしても大人になると日々起きる事象に意味を求めてしまいがちですが、本作は意味のない日常がどれだけ意味あるものかを改めて考えさせてくれます。
音楽を聴くだけで映画を思い出して優しい心になれるのがまた良いなと思うわけであります。
以上3選!
もちろん夏にこそ見たい映画は他にもたくさんあります。まずはこの3本をご覧になってみて、そこからどんどん夏に楽しめる映画を探していきましょう!
(文:柳下修平)
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