インタビュー
映画『誰のせいでもない』と芥川賞受賞作家・羽田圭介氏の意外な共通点
映画『誰のせいでもない』と芥川賞受賞作家・羽田圭介氏の意外な共通点
主人公のトマスが大雪の日に交通事故を起こしてしまうところから物語が始まる本作。
なんでも羽田さんにも、交通事故に遭って“奇跡的に助かった”という経験があるとのコトですが…。
すると「それは…。勝手に話が大袈裟になっていて、ですね」と切り出す、羽田さん。
「小学2年生の時、学校に行く途中で徐行運転中の車のバンパーにぶつかって倒れたんですが、ランドセルがクッションになって無事だったんです。
運転手さんが慌てて降りてきて『病院に行こう』と言われたんですけど、その数日前に誘拐事件をテーマにした刑事ドラマを観た影響で『このまま誘拐されるかもしれない』と妄想してしまって。断って、歩いて学校に行きました」と真相を告白。
刑事ドラマの影響で小学生誘拐を恐れた羽田少年の姿が目に浮かんだのでしょうか、これにはお客様も大爆笑。
当時から作家になるべく、逞しい創造力の持ち主だったのでしょうか…。
このトークイベントで間違った情報を訂正出来て、良かったですね〜と、私が言うと…。
「でも、この話が一人歩きしてくれたおかげで、トークイベントのオファーも来たわけですし」と、ニンマリするお茶目な羽田さんでした。
ちなみに、羽田圭介さんが着用しているTシャツにプリントされているのは、11月15日に発売された新刊「コンテクスト・オブ・ザ・デッド」の表紙。
羽田さんご自身の著作プロモーション用に作成した、非売品だそうです。
映画『誰のせいでもない』は、2016年11月12日からヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショーです。
それではまた次回、お会いしましょう。
お相手は、八雲ふみねでした。
誰のせいでもない http://www.transformer.co.jp/m/darenai/
監督:ヴィム・ヴェンダース
出演:ジェームズ・フランコ、シャルロット・ゲンズブール、マリ=ジョゼ・クローズ、レイチェル・マクアダムス ほか
©2015 NEUE ROAD MOVIES MONTAUK PRODUCTIONS CANADA BAC FILMS PRODUCTION GÖTA FILM MER FILM ALL RIGHTS RESERVED.
八雲ふみね fumine yakumo
大阪市出身。映画コメンテーター・エッセイスト。
映画に特化した番組を中心に、レギュラーパーソナリティ経験多数。
機転の利いたテンポあるトークが好評で、映画関連イベントを中心に司会者としてもおなじみ。
「シネマズ by 松竹」では、ティーチイン試写会シリーズのナビゲーターも務めている。
八雲ふみね公式サイト yakumox.com
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。