2017年03月25日

乃木坂46 能條愛未、『ラ・ラ・ランド』を語る その1

乃木坂46 能條愛未、『ラ・ラ・ランド』を語る その1

■乃木坂週刊映画



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乃木坂週刊映画、今回は第89回アカデミー賞最多受賞作品『ラ・ラ・ランド』について。今回は"その1”ということで、映画を見ての率直な感想とクライマックスの印象について語って頂きました。

※今回のコラムでは『ラ・ラ・ランド』のクライマックスについて触れています。ネタバレという触れ方ではなく、見ていないと完全に理解できないという触れ方にはしてありますが、鑑賞前に読まれる方はご注意ください。

ラ・ラ・ランド


(C)2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate.



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→それ以前の記事はこちらから

率直な感想


とても話題に上がっている作品でしたので、いつもよりはある程度情報を入れた状態で劇場へと足を運びました。

とは言っても見る前の印象は「『ハイスクール・ミュージカル』のような明るくハッピーなミュージカル映画」でした。オープニングのワクワクするミュージカルシーンなどで「思った通りの楽しい作品だ!」と途中までは思っていました。

ですので、クライマックスの展開にはとても驚きました。見終わった後、一瞬何が起きたのかわからなくなるほどの予想外の展開でした。

「何でそうなっちゃったの!?」

と思いながらも、あのクライマックスだったからこそ、いつまでも余韻に浸れているんだなとも思っています。



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冒頭から楽しくてワクワク感が全開!


映画が始まってすぐに高速道路でのミュージカルシーンがスタート。始まってすぐに心を鷲掴みにされました。



この冒頭のミュージカルシーン、ワンカットで撮影されているのです。映画だけれども舞台ミュージカル(生の一本勝負)を見ているような圧巻のシーンでした。

私自身舞台に出演していることもあり、ワンカットのミュージカルシーンが何回も登場するこの映画はかなり特別な印象を持ちました。

「私も参加したい!」と純粋に思っちゃいました。



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現代だけれど、どこかレトロな可愛さ


この映画は携帯電話が登場したりと現代の物語です。しかしどこか80年代風なレトロなイメージがあるのです。原色を使ったドレスだったり、少しレトロなバーだったり、古びた映画館だったりと。

ミアが住んでいる家もレトロなテイストでとても可愛いものでした。「いつかこんな部屋に住んでみたい!」と思うほど私の好きなテイストでした。

私、実は日本の80年代の音楽も大好きなんです。

この映画はアメリカの80年代を彷彿とさせるものでしたが、日本の80年代にもまたどっぷりハマりたいなと思ったりもしました。



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どちらにも共感できるラブストーリー展開


この映画のラブストーリーの展開は男女どちらにも共感できるものでした。

お互い夢を持っていて、惹かれ合って、切磋琢磨してまでは王道でありながら、そこからの衝突の展開が「どちらの気持ちもわかるなあ…」と思って切なくなりました。

セブ(男性)はバンドで成功を掴んだけれども本当の夢はジャズバーを開くこと。望まない音楽スタイルで成功を手にしたことにミア(女性)は「そんなんでいいの?」と問い詰めます。

しかし、セブはミアのためを思って夢への途中の道筋としてバンド生活をしているだけ。夢を捨てたわけではないのです。でも望んでないことをしているのは確かで…。

どちらの気持ちもわかるのです。

そんな展開がありながら、その後仲直り。しかしクライマックスは…。



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衝撃のクライマックス


クライマックス、「5年後」とテロップが出てからのミアの生活を見て「これはきっとミアが演技をしている映画のシーンなんだ」と私は思いました。思ったと言いますか、そう願っていたのだと思います。

しかし、5年後のミアの生活は現実そのものでした。セブもミアも夢を掴みましたが、まさかの着地点で衝撃を受けました。

最後の二人の表情は笑顔でしたが、心でお互い何を思っているのかを考えると、とてもやるせない気持ちになります。

そんな気持ちになるくらい二人のことが私は大好きになっていたからこそ、本編が終わってエンドロールに入った瞬間、心ではこう思ってしまいました。

「え?終わっちゃうの?」

その切なさが後を引く映画であり、それが魅力の映画だと思います。今でも余韻に浸り続けています。



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次回も引き続き『ラ・ラ・ランド』について。次回は「夢を追うこと」と「演技」について語っていただきます。

どうぞお楽しみに!!

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(取材・構成:シネマズ編集部/撮影:生熊友博

(撮影場所協力:tsukiji kitchen

能條愛未 プロフィール(Ami Noujo Profile)


能條愛未 公式写真


能條愛未
1994年10月18日 神奈川県生まれ 血液型 A型
乃木坂46 一期生メンバー

月に10本は必ず見るというほどの映画好き。
映画、舞台と女優としての活動の場をひろげるほか、バラエティーでも持ち前のセンスで活躍中。

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