宮古島にも映画祭がキタ!『N.Y.マックスマン』を特別上映!



2017年4月21日、宮古島にある日本最南端の映画館「よしもと南の島パニパニシネマ」で、マックスマンシリーズ第3弾の映画『N.Y.マックスマン』の上映と舞台挨拶が行われ、久保田悠来とロンドンブーツ1号2号の田村亮が登場した。

宮古島の子供たちも集まり、全116席の映画館で「N.Y.マックスマン」を上映




沖縄国際映画祭としては、今回が初となる離島での開催。宮古島での会場となった「よしもと南の島パニパニシネマ」では、『N.Y.マックスマン』を上映した。

今作は、千葉雄大が演じる初代マックスマンの谷口正義と3代目マックスマンの稲葉友が演じるヒロ・マックスが、ニューヨークで出会うシーンから始まる。

映画の概要は、「稲葉友、映画初主演!『マックスマン』シリーズ最新作」の記事を参考にしてほしい。

第1弾『Mr.マックスマン』と第2弾『Bros.マックスマン』を観ずに、不躾ながら全くストーリーを知らないまま『N.Y.マックスマン』を鑑賞したのだが、これが予想外にも面白く、映画初主演の稲葉友が演じるヒロ・マックスのアメリカンなポジティブマインドが爽快だった。

最近の戦隊モノは映像がハイテクだなと思いながら、いい感じにハイテンポで進んでいくストーリーや、飽きさせないアメコミの世界観が1時間未満の程よい上映時間で観られるので、軽快に感じるのかもしれない。

豪華なキャスト陣の、個性的でややオーバーリアクションの演技も不思議と爽快で面白く、無駄に挟んでくる小ネタがやけに初々しい。ポジティブな役柄やシリアスで怪しい役柄など、個性的なキャラクターが多く、映画の残像がいろんなカタチとなって存在感を主張してくる。

上映中、久保田悠来さんのボケに「きゃっきゃ」と笑う宮古島の小学生たち。悪役の大和田獏さんの、憎らしいほどの高笑いと迫力ある演技が上手すぎて怖い。

途中で流れる「マックスマン…マックスマン…」の曲が耳から離れなくて、観終わった後は無意識に鼻歌まじり。

たぶん、ストーリーがわかりやすくて単純に頭を使わずに楽しく鑑賞できる映画なんだと思う。

どこが観どころかとえば、小さなオチがあちこちに転がっているところか。なぜ要所要所にそんなオチが出てくるのか、その理由が舞台挨拶で明らかになった。

客席との距離感が絶妙!久保田悠来と田村亮が舞台挨拶




今回は、久保田悠来とロンドンブーツ1号2号の田村亮が舞台挨拶を行い、ガジラー寺崎がMCを努めた。



「宮古島、暑いですね。今日はありがとうございます」との久保田悠来の挨拶から始まり、初めて宮古島に来たと語る久保田悠来と田村亮は、「宮古島の海がきれいすぎて驚いた」と島の感想を述べた。

全116席の映画館は、観客との距離感が近く、MCのガジラー寺崎が会場内の観客に宮古島に関する質問を投げかけていく。宮古島のおすすめスポットを聞くと、「古謝そば」「下地小学校」と学生から声が上がり、会場内に笑いが起こった。



今回は宮古島での上映となったが、宮古島の印象を聞かれると、田村亮が「トライアスロンをやりそうな人が多かった」と答え、久保田悠来は「機内もマッチョだらけだった」と続けた。年に1度開催する全日本トライアスロン宮古島大会を2日後に控え、「お酒飲めるから楽しみ」とタクシー運転手が話していたと田村亮が明かし、島をあげてトライアスロンで盛り上がる宮古島の感想を述べていた。

3作連続で出演する久保田悠来と田村亮に、今回の出演依頼が来た時の気持ちを質問すると、「立っていられないくらいの喜び。沖縄行きがかかっていたので。笑」と田村亮が答えた。



撮影中の雰囲気はどうだったのかとの質問に、「真面目に全うするというよりは、わりと好き勝手にやらせてもらっている」と話すふたり。

アドリブの話になると「そのまま演じていても面白くないといいうか、物足りない」と田村亮さん。

「監督からこのシーンは真面目に!と言われることもありますが、今回もアドリブを入れている。ほぼ入れてる(笑)。今回のストーリーは、シリアスな場面もあるので、その中にどうアドリブを挟むかが僕の中での課題でした。笑」と久保田悠来が和やかな撮影現場の雰囲気を明かした。



これからのマックスマンに期待することへの質問に対し、久保田悠来と田村亮は、「すでに色々とやり尽くしている。もう出がらしみたい」と答え、場内の観客に同じ質問をすると、子供たちからは「空を飛んでほしい」、映画館の下地館長からは「宮古島での撮影!笑」と声が上がり、場内に拍手が巻き起こった。

「映画のタイトルは、みやこじマックスマン。下地小学校で事件を起こす。笑」と田村亮が続くと場内から笑いが起き、最後は久保田悠来が「皆さんそれぞれが、宮古島でヒーローになってください」と締めくくった。



観客へのファンサービスとしてフォトセッションも行われ、最後は映画館の後方の壁に久保田悠来と田村亮がサイン。観客を巻き込んで宮古島の話にもフォーカスし、映画館の小気味よいサイズ感と沖縄の離島・宮古島らしさが残る舞台挨拶だった。




(取材・文:miya-nee(みやねえ))

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