インタビュー

2017年12月11日

いよいよ「CSM オーズドライバー」予約開始!篠宮暁がCSMシリーズの魅力に迫る

いよいよ「CSM オーズドライバー」予約開始!篠宮暁がCSMシリーズの魅力に迫る



篠宮:次はこれにしよう、という順番はどうやって決まるんですか?

フナセン:アンケートを取って求められているものを理解しつつ、でも少し裏をかいたり、嬉しい驚きを与えられるアイテムはなにか、タイミングはどうか、などといろんな方面から考えています。

「電王」は2017年が10周年でしたし、「オーズドライバー」は、映画に仮面ライダーオーズ/火野映司役の渡部秀さん、アンク役の三浦涼介さんが登場するという盛り上がりから、CSMを発売するベストタイミングだと思いました。

なので、その時々に求められているものと、我々が何をしたいかというものがうまく合致するアイテムが、年間の中で3、4回発売されています。

篠宮:これを作るときは、当時のものは意識されるんですか?

フナセン:当時の玩具は、最初だけ意識するというか、まず一旦遊びますね。それから逆に当時できなかった所にとにかく目を向けるんです。番組を見ながら当時の玩具で遊んでみて、ここにこれがあったらなというアイディアを乗せていくという作業になります。




篠宮:今後はどういう展望があるんですか?

フナセン:次は完全に白紙なので、まさに今、悩んでいます(笑)。

篠宮:先ほど話していた変化球というのは、どの辺りになるんですか?

フナセン:「NEWデンオウベルト」ですね。これは、当時DXシリーズでも発売していなかったので、初の商品化というところでも、変化球ですね。

篠宮:当時DX版を作っていた人から、CSMに対しての感想はあるんですか?

フナセン:当時「カイザドライバー」を担当していたレジェンドのような人がいるんですが、サンプルを見せたときは興奮されていましたね。

篠宮:よう作ったな!と。

フナセン:単純にすごいな、という感じでした。

井上:時代が違うんですよね。当時は玩具と映像をそこまでリンクさせることに重きをおいている訳ではなかったですし、そもそもキャラクターボイスよりもシンプルな機械音が多かったので。

篠宮:喋るようになったのは、『仮面ライダーキバ』のキバットバットⅢ世くらいからですかね。




フナセン:あとは大人がベルトを買う、という市場が近年で広がっているということもあります。当時ライダーベルトというものは、基本的に子供向けで、大人はこっそり買って楽しむものだった気がします。

『仮面ライダーディケイド』で過去のライダーを掘り起こしたことが大きな流れで、弊社としてもちょうど「プレミアムバンダイ」というWEBの流通が確立したので、それが大きなきっかけですね。

篠宮:今、取り入れたいけど、コストが下がったら、と思っている技術はあるんですか?

井上:そこを追ってしまうと、技術ありきになってしまうので、そこはやっぱりコンセプトから考えていますね。

フナセン:玩具としての楽しさをまず考える、というところからです。

篠宮:完成したときって、みなさん、遊んだりするんですか?

フナセン:これはなかなか難しいもので、開発段階で毎日鳴らしているので…。

井上:事前に死ぬほど遊んでるんですよね(笑)。

フナセン:それこそ、『仮面ライダービルド』の「DXビルドドライバー」も発売したあとに改めて、音を聞いたりはしましたけど…。

井上:確認くらいだよね。

篠宮:もちろん音声チェックはされるでしょうけど、「ライダーガシャット」を劇中のごとく掲げてみたりとかは…。

フナセン:それは開発段階に、ですね(真顔)。

井上・篠宮:(爆笑)。

フナセン:いやいや! ほら、例えば、仮面ライダー555の乾巧は「ファイズフォン」を「ファイズドライバー」にまっすぐ入れるのでいいんですけど、草加雅人は「カイザフォン」を斜めに入れるので、バックルの挿入部にワンクリックを設けて、固定できるようになってるんです。この固定の渋さがこれでいけるのか、というのは草加の変身ポーズをとって、試してみないと。

篠宮:そうなんですよ! 一回持ち替えるんですよね。

フナセン:持ち替えますよね!

井上:その角度を“草加の角度”と銘打っています(笑)。




篠宮:当時、ガラケーの着せ替えみたいな機能で、効果音をダウンロードしていたのを思い出しますね。では、CSMの最新作となる「CSMオーズドライバー」はどんな感じなんでしょうか?

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