インタビュー

2018年08月05日

「僕は武藤さんと大森さんに操られてる(笑)」劇場版『仮面ライダービルド』上堀内佳寿也監督&大森敬仁Pに篠宮暁が直撃!

「僕は武藤さんと大森さんに操られてる(笑)」劇場版『仮面ライダービルド』上堀内佳寿也監督&大森敬仁Pに篠宮暁が直撃!





劇場版「ビルド・ルパパト」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・ 東映


篠宮:「Be The One」というタイトルもファンが盛り上がったポイントですが、そこに込めた思いは?

大森P:候補はたくさん考えていたんですが、あんまりしっくりくるものがなかったんですね。まぁ、映画を見ていただければわかると思いますが、「Be The One」というのがすべてを象徴する言葉だなと思って。ちゃんと小室哲哉さんにも許可を得て(笑)。

篠宮:あはは! 小室さんの許可も得たんですね!

大森P:許可、待ってました。担当者に「本気で聞きます?」って言われて、「本気で聞いてもらっていいですか?」って(笑)。

篠宮:それでOKが出たんですね(笑)。5月に行われた北九州ロケは、仮面ライダー史上最大規模ということでしたが、なぜ北九州だったんですか?

大森P:監督が、「道路を封鎖したい」って言い出したんで(笑)。

上堀内監督:僕がわがままを言ったんです。

篠宮:じゃあ、それありきでロケ地を探して、北九州ならできるってなったんですね! 3000人のエキストラってかなり大規模ですよね。やっぱり大変でした?

大森P:周りの人が大変だったでしょうね(笑)。

上堀内監督:僕も大変ではありましたけど、楽しさが勝ってました。純粋に楽しんでやれてたのは僕だけじゃないかっていうくらい、スタッフは大変だったと思います(笑)。



劇場版「ビルド・ルパパト」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・ 東映


篠宮:大森さんも行かれたんですよね。ロケの雰囲気はどんなでしたか?

大森P:コミッションの方々が本当に職人みたいで、もはや役所の人たちとは思えないくらい(笑)。とにかく撮影のことをいちばんに考えてくれるような人たちが集まっていて、本当にプロフェッショナルでした。僕は時間がまったくないことにいちばんドキドキしてたんですけど、そんななかで希望を叶えてくださって本当にありがたかったし、今作の現場の熱を生み出してくれていたような気がしますね。

上堀内監督:北九州自体、いいところでしたね。プライベートで来ても楽しそうだなって。

大森P:住みたい。

上堀内監督:いいですね! 北九州の人間の気質が好きですね。面白かったです。

篠宮:映画に「クローズビルドフォーム」が出てくるっていうのは雑誌などで明かされてますけど、「クローズビルド」は映画のためにとっておいてたフォームなんですか? それとも、テレビシリーズでも話は出たけれど、尺的に映画に、とか。

大森P:今回の映画の話が動き始めて、「ビルド」でいちばん美味しいところってなんだろうということを考えたんですね。劇場版はテレビシリーズのおいしさを全部凝縮したものだと毎回意識してやっているので、今作でいうとやっぱり戦兎と万丈の共闘であり、戦っている国がひとつになろうとしていること。そこがいちばんお客さんが見たいところかな、と思えたので、こういう展開になりました。

篠宮:見たいところでいうと、監督は「平ジェネ」のバイクシーンを撮りたかったって言ってましたよね。ファンも絶賛のシーンになりましたけど、今回もこだわったシーンというのは。



劇場版「ビルド・ルパパト」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・ 東映


上堀内監督:ありますよ。大きくいうと前半戦は逃走劇があって、バイクがずっと出てきてますし、やりたい放題のアクションになってます。

篠宮:それは楽しみです! この記事が出るころには映画も公開になり、テレビシリーズももうすぐ最終回ですね。監督は3、4話を担当されたときと比べて、キャストたちの変化を感じることはありますか?

上堀内監督:最初の段階から、ある程度、言えば響く役者さんたちだったので、逆にいうと、そこからどれだけ伸びしろがあるかというのを心配してはいました。でも、きっちり伸びてくれたなって感じがしますね。

篠宮:最初からうまかったですもんね。みんな。

上堀内監督:よくいうと、うまい。悪い言い方をするとこなしてしまうというか。でも、一番心配していた伸びしろをちゃんと出せたのは、みんなが1年間しっかりこの作品にかけてくれたということだと感じています。みんながそれぞれの伸び方をしてくれたのが面白かったですね。

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