特撮向上委員会

SPECIAL

2019年05月19日

スーパー戦隊ロボのコクピットは大きく分けて3つ!そのパターンを解説

スーパー戦隊ロボのコクピットは大きく分けて3つ!そのパターンを解説

■オジンオズボーンオジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会

僕は新しいスーパー戦隊が始まるたびに必ず、そのスーパー戦隊ロボのおもちゃを買います。

とにかく巨大戦が始まる前の発進だったり、合体だったりが好きで好きで仕方がありません。

幼少期にスーパー戦隊ごっこをする際、楽しみだったのはやはり後半のロボ戦ごっこ。

ロボになって友達と遊ぶでのではなく、忠実に乗り込むシーンから始め、適当にそれっぽく座れるところを作り、コクピットの中で戦いをがっつりごっこしておりました。

発進!という言葉がたまらなく好きで、今でもエレベーターに誰も乗ってなければ「発進!」と結構大きめの声で言いますし、子供達を自転車に乗せて漕ぎ出すときには「発進!」と言わせるようにしています。

そんなコクピットフェチの僕ですが、スーパー戦隊も作品を重ねるごとにコクピットが多様化し、さまざまなコクピットが表現されてきました。

今回はそのコクピットのまとめをしてみたいと思います。

まずは現在放送中の『騎士竜戦隊リュウソウジャー』のキシリュウオーのコクピット。

・立ちスタイル
・合体してもソロスタイル
・武器を差し込んで操縦桿にするスタイル

簡単に言うとこんな感じです。

どういうことかと申しますと、まず立ちスタイルはその名の通り座らないで立ったまま操縦するスタイル。

第四十一幕「贈言葉」



『五星戦隊ダイレンジャー』

『星獣戦隊ギンガマン』

『未来戦隊タイムレンジャー』

『百獣戦隊ガオレンジャー』

『爆竜戦隊アバレンジャー』

『獣拳戦隊ゲキレンジャー』

『侍戦隊シンケンジャー』

『獣電戦隊キョウリュウジャー』

『騎士竜戦隊リュウソウジャー』

といった感じで、43作品中9作品でこのスタイルがみられます。

ゴーカイレッドだけ立ってる『海賊戦隊ゴーカイジャー』と、アカニンジャー以外は立ってる『手裏剣戦隊ニンニンジャー』も入れると11作品となります。

ロボットを操縦するんだったらもちろん座りでしょ、という常識を破ったのは「ダイレンジャー」。

前年の『恐竜戦隊ジュウレンジャー』は守護獣という要素でロボットではなく神様として扱い、その後のスーパー戦隊に多大な影響とスーパー戦隊ロボの幅を与えてくれましたが、コクピットはそれまでのシリーズ通りロボ感のあるものでした。

それを守護獣の要素を引き継いだ「ダイレンジャー」では生命体として気伝獣が登場。

ここでコクピットのロボ感がなくなり、立ちのスタイルが誕生したのです。

これは大発明でした。

続いて合体してもソロスタイル。

各々のマシンのコクピットと合体してからのコクピットが同じパターンのことです。

集合することなく、合体してからも孤高に戦う姿はグッとくるものがあります。

輝け北極オーロラ



ソロスタイルは

『太陽戦隊サンバルカン』

『大戦隊ゴーグルファイブ』

『化学戦隊ダイナマン』

『超電子バイオマン』

『電撃戦隊チェンジマン』

とまずは5年連続。

「デンジマン」は5人集合してますが、ダイデンジンは合体メカではないので、合体して集合するという発想は当初なかったことが伺えます。

合体して集合を初めて果たしたのが『超新星フラッシュマン』。

そこからしばらくは集合パターンが続き、ソロスタイルが復活したのが12作品空いての「ギンガマン」。

そして

『救急戦隊ゴーゴーファイブ』

『忍風戦隊ハリケンジャー』

『特捜戦隊デカレンジャー』

『炎神戦隊ゴーオンジャー』

『特命戦隊ゴーバスターズ』

『宇宙戦隊キュウレンジャー』ときて、

「リュウソウジャー」となり、全部で13作品。

「リュウソウジャー」はソロですが、後ろの鏡に仲間が映ってるのが秀逸です。

個人的には集合パターンの方が好きです。

もっというと、初合体の時に『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』のルパンカイザーや『烈車戦隊トッキュウジャー』のトッキュウオーみたいに、コクピットに集合する描写を丁寧にしてあるのがたまらなく好きです。

最後は武器を差し込むスタイル。

初めてそのスタイルが出てきたのが「ギンガマン」の機刃でした。

これのすごいところは、それまで武器は戦いごっこだけのおもちゃだったのが巨大戦ごっこでも使用できるようになったところです。

より購買意欲がそそられるようになりました。

他の例でいうと

「ガオレンジャー」の獣皇剣

「シンケンジャー」のシンケンマル

「キョウリュウジャー」のガブリボルバー

「ニンニンジャー」の忍者一番刀

「ルパパト」のVSチェンジャーなどがあります。

どのコクピットも魅力的ですがやはり80年代後半、90年代前半の、透明のアクリルが一枚はさんであるコクピットを久々に見てみたいなぁと思ってしまうのは僕だけでしょうか?

(文:篠宮暁)

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