映画コラム

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2020年05月15日

おうちで映画も美味しく!そば&うどん映画映画特集!

おうちで映画も美味しく!そば&うどん映画映画特集!



時代劇アイテムとして
欠かせない蕎麦


時代劇に蕎麦は、特に江戸時代を舞台にしたものは必要不可欠のアイテムといってもよいでしょう。

食通で知られる作家・池波正太郎の時代劇小説及びその映像化作品には、蕎麦を用いた描写が幾度も出てきます(TV時代劇『鬼平犯科帳』シリーズのエンドタイトルで映し出される江戸庶民の様子の中にも、蕎麦を食べている人が)。

赤穂浪士が討ち入り前に両国で蕎麦を食べてから吉良邸に討ち入ったというのも有名な俗説で(実際は違ったようですが)、昭和期に作られた映画やドラマにもそういった描写がよく出てきますが、実際に討ち入りまでにいくら費用がかかったかを描く中村義洋監督の『決算!忠臣蔵』(19)では、まず当時の貨幣価値を蕎麦一杯16文(≒480円/つまり銭1文は現代の30円。1両≒銭4000文なので12万円ということになります)で紹介し、いろいろなものの値段が比較&計算されていきます。



(C)2019「決算!忠臣蔵」製作委員会



修学旅行中の教師(石原さとみ)と3人の生徒(柄本時生、川口春奈、千葉雄大)が幕末の江戸にタイムスリップしてしまう李闘士男監督の『幕末高校生』(14)では、主人公たちが勝海舟(玉木宏)や西郷隆盛(佐藤浩市)など幕末の偉人らと一緒に蕎麦屋で蕎麦を食べるシーンが幾度も出てきて、その食べ方などで彼らのキャラクターが見え隠れするというユニークな描かれ方がなされていました。

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