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マンガ版は休載期間を挟みながら14年という歳月、映画の公開から数えれば11年後にやっと完結した作品であり、映画で描かれているのはマンガ版の2巻の途中までなのです。引用元:『風の谷のナウシカ』を深く読み解く「5つ」の事実|cinemas PLUS
後に多数の宮崎駿作品のプロデュースを手がけることになる鈴木敏夫は、新作アニメの企画を役員に売り込んでも良い反応が得られなかった、その役員を説得するために雑誌「アニメージュ」でマンガ版を連載して、その人気が出ればアニメ化にこぎつけられるという戦略を考えていたのですが、そのマンガを描く宮崎駿本人は「映画化を前提にマンガを描くのは不純だから、マンガにしか描けないものを描きたい」ということを、連載を引き受ける条件の1つに挙げていたそうです。引用元:『風の谷のナウシカ』を深く読み解く「5つ」の事実|cinemas PLUS
「アパートを引き払って、カバンだけもって東京へ。自主制作アニメを見せてオーディションを受け、採用。家はないのでトップクラフトの机の下や壁の隙間で寝泊まりしていた」「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」より
新聞のインタビューでは “65点”という厳しい自己採点をしているという事実があります。その大きな理由はラストにあり、「ナウシカが蘇るところ、その場面に今でもこだわっていて、まだ終わった感じがしない」「(自己犠牲で命を投げ打って死んでしまった)ナウシカが王蟲に持ち上げられて朝の光で金色に染まると宗教絵画になっちゃう、あれ以外の方法はなかったのかとずっと考えている」というものであったのだとか。引用元:『風の谷のナウシカ』を深く読み解く「5つ」の事実|cinemas PLUS
プロデューサーとしては万々歳なんです。ただ、宮さんの友人としての僕自身の評価は、30点なんです。宮さんの実力からいえば30点。もちろん原作を映画にするという点では、まったく申し分なかったんですが、この映画化をきっかけに宮さんが新しい地点にすすむだろうという期待感からすれば、30点ということなんです。
その本を目の前にしてね、いきなり「なんだ、この本は?」と。「おまえが作ったんだろ?」と。「こんなくだらない本、なんで作ったんだ?」って言うわけですよ。で、理由を言わないんですよ。でも、ぼくは分かってますからね。ああ、“アレ”だな、と思って。「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」より
そしたらですね、生涯忘れないですけども、その本を手に取ったんですよ、両手に持って、本をふたつに引きちぎったんです。「すごい力だ!」ってそこで感心するんですよ! だって、あれ出来ないですよ、ぼくあとでやってみたけれど。
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