「麒麟がくる」最終回「本能寺の変」あらすじ&鑑賞に役立つ「3つ」の記事 #麒麟がくる
2021年2月7日いよいよNHK大河ドラマ「麒麟がくる」が最終回を迎える。新型コロナウイルス等の影響で越年での最終回となったが、最終回では「本能寺の変」が描かれるということだけあって最終回を前にお昼過ぎからSNSに関連ワードがトレンド入りする事態となっている。
今回の記事では最終回のあらすじと、当媒体「cinemas PLUS」にて掲載した3つの役立ち記事を紹介する。
最終回あらすじ
宿敵・武田家を打ち滅ぼした戦勝祝いの席で、光秀(長谷川博己)は信長(染谷将太)から理不尽な叱責を受け、饗応役(きょうおうやく)の任を解かれる。追い打ちをかけるように信長は、光秀と縁深い四国の長宗我部征伐に相談もなしに乗り出すと告げる。「殿は戦の度に変わってしまった」と、その行き過ぎた態度をいさめる光秀に、「己を変えたのは戦ではなく光秀自身だ」と信長は冷たく言い放つ。
そしてついに、ある究極の命令を光秀に突き付けたのだった──。
鑑賞に役立つ3つの記事
1:「本能寺の変」をこれでもかというレベルで詳細解説!
「本能寺の変」徹底解説!|「麒麟がくる」最終回予習はこれで完璧!
NHKの大河ドラマの人気シリーズといえば戦国時代。中でも織田信長が明智光秀の謀反で命を落とす本能寺の変は名場面の一つです。
新型コロナウィルス感染症の影響で2020→2021年の越年放送となった「麒麟がくる」は、その明智光秀を描いた作品。
当事者であるだけに、戦国時代を描いたこれまでの大河ドラマよりも濃厚に、本能寺で命を落とした織田信長を描いた「信長 KING OF ZIPANGU(1992年)」と同等の濃厚さで描かれることでしょう。
本能寺の変は実行者である明智光秀が程なくして羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)に山崎の戦いで敗れており、いわゆる「勝者の歴史」として語られていません。
そのためか、なぜ変を起こしたかという理由すら諸説に溢れ、450年近く経った現代でも歴史の専門家や歴史ファンの話題にのぼっています。
この記事では「麒麟がくる」のクライマックスを前に、本能寺の変が起きた理由、過去の大河ドラマの本能寺の変の振り返り、本能寺の変や明智光秀にまつわる故事・成語をご紹介します。
謎に包まれた歴史上の政変だからこそ、ファンは自由に想いを馳せられるというもの。根拠の薄いもの、歴史家に否定されているものも含め、話題になったトピックをご紹介します。
明智光秀がなぜ大事件を起こしたのかという戦国時代最大の謎をお楽しみください。
―記事本文より
2:明智光秀が生きていたという説である「天海説」の解説記事
→明智光秀は生きていた?「天海説」は「麒麟がくる」では使われるのか?
大河ドラマ「麒麟がくる」。主人公の明智光秀は史料で明かされていない謎が多く、織田信長の配下に入る前のことはほとんど判明しておりません。
そして、本能寺の変の直後に羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)に破れてしまったことから、彼の歴史は「敗者の歴史」として、歪められたか捨てられたかしてしまっているものが多いだろう、という状況にもなっています。
秀吉との山崎の合戦で破れたあとの光秀の定説は、敗走時に農民による落ち武者狩りで殺害された・重傷を負い自刃した、というもの。
しかし、農民による殺害だったからか、光秀が死んだという証拠(首)が他の武将の手に渡ることがありませんでした。
そのため光秀には、生存説が残されています。なんと徳川家に仕えた僧侶・天海だと言われているのです。
天海といえば徳川家康の参謀で、大阪冬の陣の発端となった方広寺鐘銘事件にも関わったと言われる高僧。江戸時代初期のキーマンです。
歴史家にはほとんど棄却されている説ですが、ファンにとっては夢のある光秀=天海説。
どのようなものかご紹介しましょう。
―記事本文より
3:最終回をあらゆる角度から予想!
→「麒麟がくる」最終回の大予想!|本能寺の変の流れは?光秀の最後は?
主人公・明智光秀の人生と同じく波乱万丈の展開を見せた2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」。放送開始の遅れや新型コロナウィルス感染症による放送中断もありましたが、いよいよ2月7日に最終回を迎えることとなりました。
戦国武将を主人公としたこれまでの大河ドラマは歴史上のヒーローが取りあげられていました。
そのため、最終回は何かを成し遂げて大往生、名誉の戦死など、最後のシーンが美しくまとまっていました。
しかし光秀は、これまでの歴史の常識では主君・織田信長に反旗を翻した謀反人。本能寺の変の11日後に、備中から取って返した羽柴秀吉に破れ落ち武者狩りによって命を落としたと言われています。
しかし、光秀が失意の底で落命するシーンでこのドラマが終了するものでしょうか?
本作の最終回はどのように進むのでしょうか。
そして、戦国時代の大河ドラマではことごとく名シーンとなる本能寺の変と織田信長を、どのように描くのでしょうか。
放送の2月7日が待ちきれません。考えてみることにしました。
―記事本文より
泣いても笑っても最終回は最終回
いよいよ最終回ということで、ラストシーンがどうなるか。多くの視聴者が固唾を飲んで見守っています。よく唱えられている落命で物語が終わるのか。それとも天海説などの生き延びる説を使うのか。
今私たちが生きる動乱の世に一筋の光を灯す、麒麟のくる希望を持てるクライマックスを期待したい。
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