映画コラム

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2021年03月09日

「鬼滅」VS「シン・エヴァ」初日の体感比較レポート!『シン・エヴァンゲリオン劇場版』前代未聞の平日・月曜日初日!

「鬼滅」VS「シン・エヴァ」初日の体感比較レポート!『シン・エヴァンゲリオン劇場版』前代未聞の平日・月曜日初日!


劇場体感レポート

いざ、劇場に入ると、そこは“3密”も何もあったものではないというほどの混み具合。立錐の余地もないというのはこういうときに使う言葉なのでしょう。グッズショップの列はロビースペースに延々と連なり最後尾からグッズショップが見えないほど。これに入場を待っている人たち、チケット購入・発券の人たちの列が重なり、一見するとロビーにできているこの列は何の行列なのかと思ってしまうほどです。

いざ、開場となりましても通常の導線だけでは賄えず、非常階段を開放するなどして対応。私が選んだ劇場は当初狙っていたIMAXシアターのチケットが残念ながら取れなかったので、それでも少しでも大きな画面でと思いTCX( TOHO CINEMAS EXTRA LARGE SCREEN)のシアターへ。

ここは座席数も多いと言うこともあるのでしょうが、入場者プレゼントを渡しながら観客を入場させるために、劇場に入る前にここでも行列ができるという事態が発生。劇場入り口を前にして中に入れないとないという状態が予告編が流れ始めても続きました。

『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』でも入場者プレゼントの受け渡しはありましたが、もっとスムーズであったと記憶しています。この差は人員の配置量の差などもあるのかもしれませんが、こんな大混乱は過去にさかのぼってもちょっと見たことがありません。

肌感覚では盛り上がりの度合いは『鬼滅』と互角かそれ以上!

実は、今回私は『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を2回続け見ました。何せあのエヴァの新作で完結編なので一回見ただけではわからないことが多いのではと思ったからです。このことは作品の理解と同時に初日の凄まじい混み具合を目撃するということにもなりました。

結論を言うと(あくまでも個人的な肌感覚ではありますが)上映回数に違いはあれど、観客の量と熱に関しては『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は決して『劇場版 鬼滅の刃無限列車編』に負けていないと感じました。むしろ、上映回数のことを考えると約半分の上映回数で『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』に匹敵する観客の盛り上がりと熱量を持った初日を『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が迎えたことは特筆するに値するといっていいでしょう。

私は過去に映画興行(映画館)の場に身を置いていて色々な混雑の風景を見てきましたが、祝祭日ではない普通の月曜日でこんなに映画館が混んだことは記憶にありません。初日の数字のリリースがいずれ発表されるでしょうが、日本の月曜日史上最も映画館が混んだ日になったのではないでしょうか。

→『シン・エヴァンゲリオン劇場版』より深く楽しむための記事一覧

(文:村松健太郎)

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