音楽

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2021年03月14日

【徹底解説】KinKi Kidsコンサート、ぶっちゃけ「どれから観ればいい?」

【徹底解説】KinKi Kidsコンサート、ぶっちゃけ「どれから観ればいい?」


【エピソード6:KinKi Kids concert 2013-2014「L」




2014年1月1日の東京ドーム公演。「LOVE&LIFE」がテーマの「L album」の楽曲をメインに構成されたセットリストは、盛り上がる曲からバラード、ところどころにシングル曲、とバランスが良い。入門編のコンサートを見た後、「もう少しKinKi Kids見てみようかな?」と考える人におすすめしたいコンサートだ。

オープニングでは2人が円柱型のセンターステージに登場。そこから始まる1曲目は、シンメ感が感じられるダンスとオープニングに相応しいテンションの楽曲「Cool Beauty」。セクシーな楽曲を2人はいつも上品にパフォーマンスする。登場したときのTHE王子様、という雰囲気の白とゴールドを基調にした衣装にも目を奪われ、1曲目からぐっと世界観に惹き込まれる。

何回でも言うが、KinKi Kidsはオープニングで心を鷲掴みにするのが本当に上手いのだ。それはもう憎いほどに。その中でもこのコンサートのオープニングは特効も使い、楽曲自体も激しめの曲なので「これからコンサートが始まるぞ!」という期待感が一気に高まる。

このコンサートでグッズとして発売されたペンライトは、剛のメンバーカラーの青、光一のメンバーカラーの赤、オレンジの3色に変わる。応援している人のカラーにしたり、気分で変えたりと自由気ままに振るのだが、本編ラストの曲「Candle Night」では、ペンライトの色が会場全体で1色に揃っている。しかも、曲を通して同じ色というわけではなくて、ダンサーが振るペンライトの色に呼応し、1番は赤、2番は青、ラストサビはオレンジ、そして最後は赤からまた青へ…と会場全体の色が次々と変わるのだ。

今だからこそ、主催側がコントロールして客席のペンライトの色を変えられる自動制御ペンライトも増えているが、当時、このコンサートで販売されていたペンライトは手動で色を変えるものだった。つまり、このときの客席のペンライトの色が変化するのは、ひとりひとりが手動で変えているからだ。自然発生で作られたKinKi Kids色。映像で観ても美しすぎるペンライトの海。そこにあるのは、KinKi Kidsとファンの間の絆や、お互いに向ける愛情、信頼、感謝だと思う。コンサートはアーティスト側だけで作るものではなく、観客と一緒に作るもの。そんなことを心から実感出来る楽曲だ。

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