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2021年07月14日

マーベル『ロキ』全6話感想 | ついに完結!ロキとシルヴィの前に現れた「在り続ける者」との決着の行方は!?

マーベル『ロキ』全6話感想 | ついに完結!ロキとシルヴィの前に現れた「在り続ける者」との決着の行方は!?


第6話 とわに時を いつでも:あらすじ&感想

あらすじ


ついに物語がクライマックスへ。
裏切り王子・ロキの活躍を描くドラマシリーズが迎える結末とは?


感想


(以下、最終話のネタバレがあります)

ついに『ロキ』も最終話。

とにかくこれまでの展開とはまた大きく違うものでヤバイの一言に尽きるのではないでしょうか。

最終話では"在り続ける者"(ジョナサン・メイジャーズ)が登場。

31世紀の未来人で、全ての未来を知っていて、神聖時間軸を管理していた人物。
TVAを作ったのも彼で、つまり今回の『ロキ』の黒幕。

最終話で語っていた主な話は「多元宇宙」について。
かなり丁寧に、どのようなことが起こっているかを説明していたのが印象的でした。
それはつまり、この多元宇宙の話が今後のMCU作品に大きく絡んでくるからです。

2022年に公開を予定している『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題)』はタイトルに「マルチバース(多元宇宙)」と付いているように、多元宇宙は今後のキーワードかつ、世界観となると思われます。

そして、回を追うごとにロキの成長が著しいですね。最初のコミカルなロキはどこへやら。
最終話では在り続ける者が語る真意を見抜いていて、在り続ける者の挑発に乗ってしまったシルヴィをなだめたり、彼女に思いをきちんと伝えたり。
裏切り者、卑怯者、嘘つきなんて今のロキには全く似合わないですね。

どちらかと言えば、今回のロキはヒーローに近づいていっている気がしないでもないですね。

また、シルヴィと戦うシーンも印象的なシーンの1つだったのではないでしょうか。
「愛とは短剣(ダガー)」と例えたロキが短剣をシルヴィに向けて戦うというのは切ない気持ちになりました。

しかし、最終話だというのに、いくつも謎は残されたままどころか、最終話で謎は増えるばかり。
残された謎やその後の展開は最後に発表があった「シーズン2」に語られるのでしょうか。

第1話を観ていた時点ではこのような結末が待っているとは全く検討もつきませんでした。

『ロキ』は何度も謎の森をさまよいながら観続けていたドラマのよう。
結末を予想するも、その予想を遥かに裏切ってくる面白さと魅力的なキャラクターが最高でした。

映画ではなく、ドラマでしか描くことができない作品とはまさにこの『ロキ』のこと。
今後のMCUは映画のみならず、ドラマも影響していることは発表されているため、今後のMCU作品が楽しみで仕方ないですね。


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