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2021年07月14日

マーベル『ロキ』全6話感想 | ついに完結!ロキとシルヴィの前に現れた「在り続ける者」との決着の行方は!?

マーベル『ロキ』全6話感想 | ついに完結!ロキとシルヴィの前に現れた「在り続ける者」との決着の行方は!?


第3話 ラメンティス:あらすじ&感想

あらすじ


時間の流れを揺るがす危険な存在を追うTVAと、その任務に協力していたロキ。
彼がついに対面を果たした、時間軸を脅かす人物の真意とは?


感想


今回の『ロキ』は第1話と2話とは違う描かれ方がされていました。

まずはアクションシーン。
『ロキ』では初めてのアクションシーンがあり、特に終盤の長回しのワンカットのアクションシーンは見応え十分。

そして、第2話の最大の謎だった変異体・シルヴィ
第3話では自分のことをシルヴィと名乗りますが、このシルヴィについて深く描かれ、彼女の目的の片鱗が少しずつ見えてきました。

・シルヴィはロキが死んでしまうと、自分自身も死んでしまい、タイムパッドも使えなくなる
・シルヴィが実行している計画は長年かかって計画していた
・しかし、計画が果たされたらロキを倒そうとしている(つまり目的を果たすことが大事?)
・シルヴィには真剣に付き合っている人がいた。災害を渡り歩きながらも、付き合っていた

シルヴィが計画していることは付き合っている人に関係しているのでしょうか。
避けられない運命をタイムキーパーに会って、運命を変えようとしているのでしょうか。

また、TVAに関する謎も浮かび上がってきました。
シルヴィ曰く、TVAのメンバーは元々は地球人で、全員元々は変異体だった、と。
メビウスが第2話で”TVAもメンバーもタイムキーパーが創り出したもの”だと話していたことは嘘だった?それとも、メビウスはそう思い込まされている?
気になるのはなぜシルヴィはそのことを知っていたのか、ということ。

シルヴィは元々TVAのメンバーで何かの事情で抜け出して、計画を実行しているという風にも思えてきます。

さらに、第3話ではロキの心境に変化があったように見えました。

利己的で、裏切ることに何の躊躇もないロキ。
母親について語るシーンはどこか寂しげな表情で、本当の気持ちを話しているように見えました。
また、シルヴィだけを頼るしかない状況の中で、対話を重ねていくうちにシルヴィに対して思いやりを見せる場面がいくつもありました。

これはいわゆる成長…?ロキには似合わないような気もしますが、、、それともただの利己的な行動、裏切りを前提とした行動なのでしょうか。

そして、忘れてはならないのは今回もかわいいロキのシーンがあったこと。
ロキが変身をして老人から話を聞こうとした矢先に銃で撃たれたり、酒宴の歌を歌うシーンなど、コミカルな部分もこの『ロキ』には大事な要素だと改めて気付かされますね。


さて、最後になりますが、少し考察を書いてみたいと思います。

まず、シルヴィはこの作品の黒幕のようには見えなくなってきました。
それよりも、TVAやタイムキーパーの方に何か企みがあるのではないかと思ってきました。

神聖時間軸を壊した先にあるのは一体何なのか。
まだもう少し手がかりが欲しいところではあります。

それよりも、ロキとシルヴィはラメンティスを抜け出すことができるのかが気になるところ。
ロキのピンチにメビウスが駆けつけてくれたりはしないんですかね…?

いよいよ『ロキ』も折り返し。
残り3話、謎が謎を呼んでいるストーリーはどのような結末を迎えるのでしょうか。


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