「彼女はキレイだった」第8話レビュー:友情、仕事のピンチ…そして中島健人のデレの破壊力たるや(※ストーリーネタバレあり)
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「Sexy Zone」の中島健人と小芝風花がW主演をつとめるドラマ「彼女はキレイだった」が、2021年7月6日放映スタートした。
パク・ソジュン主演で話題となった韓国ドラマのリメイク作となる本作は、太った気弱な少年からイケメンエリートへ成長した長谷部宗介と優等生美少女から残念女子へと変貌した佐藤愛の“すれ違う初恋”を描くラブストーリー。
本記事ではその第8話をcinemas PLUSドラマライターが紐解いていく。
「彼女はキレイだった」第8話レビュー
どれだけ愛のことが好きなんだ、宗介!!
ついに本物の佐藤愛と会うことができた宗介。なぜ、再会の場所に梨沙がいたのかも知ることになる。
そこは全然怒らないんだな、逆に「自分のせいで」と言うあたり……どれだけ愛のことが好きなの……。
想いが通じ合い、宗介は少し浮かれ気味だ。
出かける前には愛への挨拶のシミュレーションをしたり、仕事終わりにデートに誘ったり、「一緒に会社に行こう」と家まで迎えに来たり……。
声のトーンも違うんですよ、これまでと! デレるとはこういうことをいうのか!!
しかし、愛としては梨沙のことが気になる。梨沙が本気で宗介を好きだったと知り、話がしたいと言うが、梨沙は出て行ってしまう。唯一無二の友人である2人。「今、愛の顔は見たくない」と言いつつも、スマホの待ち受けは愛と一緒に撮った写真なんだから……。梨沙のことを放っておいて宗介と幸せになるわけにはいかない。でも一方で、梨沙を優先しても宗介は待ってくれている、という気持ちはありそうだ。
メッセージも既読スルーな梨沙に、愛は強硬手段をとる。梨沙の店まで行って待ち伏せしていたのだ。
一度は梨沙も逃げ出すものの、愛だった負けていない。大人の女性が本気の追いかけっこ、なかなか見ない。
互いの気持ちを吐露し合う愛と梨沙。お互いのことが大好きで、必要で。
悲しいことがあっても、嬉しいことがあっても聞いてほしくて。
その存在がいなくなることが、2人にとっては何よりも辛かった。愛が好きじゃなかったら、宗介への想いであれほど苦しむ必要はない。
2人にとって大切な存在となっている宗介が、2人の仲を壊してしまうようなことにならなくて本当によかった。
そして、宗介にも試練が。モストの廃刊について黙っていたことが編集部の面々にバレてしまったのだ。編集部員たちからのボイコットに、宗介はひとりで次号の準備をすることに。そこはきちんと謝って、話し合いをだな……と思っていたら、有給を取っていた樋口が戻ってきてズバリ指摘。
宗介が編集部に謝罪したタイミングで、用意していた企画を提出する。そんな樋口にほかの面々も態度を軟化させる。こういうときって意地を張り合って関係が悪化することはよくある。ナイスアシスト、樋口……。
それにしても、樋口はアシストしまくりである。樋口がいなかったら多分、愛はモストに戻ってこなかっただろうし、愛と宗介は付き合っていないだろうし、モストの存続も危うい。
え……樋口どうにか幸せになって……。
そんな中、宗介が倒れてしまったところで終わった第8話。モストは、愛と宗介のこれからはどうなるのか。
「彼女はキレイだった」第8話ストーリー
今思いを寄せている愛(小芝風花)こそが、16年間、再会を夢見てきた初恋の相手“佐藤愛”その人だと知った宗介(中島健人)。愛もまた、宗介が自分の正体に気づいたことを知り、樋口(赤楚衛二)の告白を振り切って宗介の元へ急ぐ。お互いの気持ちが通じ合った2人は晴れて再会を果たすが、喜んだのもつかの間、愛は梨沙(佐久間由衣)のことが気になっていた。帰宅後、ごみ箱に捨てられていた手紙から、梨沙が宗介に本気で恋をしていたことを知った愛は、宗介の恋人になることをちゅうちょする。
翌日、愛の童話特集が掲載された最新号が発売される。売上は好調だったが、それでもライバル誌に追いつくことはできず、宗介は岸田(木村祐一)から廃刊までのカウントダウンを宣告される。ところが、その会話を偶然、里中(髙橋優斗)が聞いてしまい、廃刊の話は編集部員の知るところに。事実を隠していた宗介に腹を立てた唯子(片瀬那奈)たちは、廃刊をかけた次号の制作を拒否。孤立した宗介が1人で作ることになってしまう。宗介はその状況を甘んじて受け入れるが、孤軍奮闘する上司を前に、樋口は部員たちの思いを代弁するかのような厳しい忠告をする。愛も、宗介と唯子たちの懸け橋になるべく動き出し…。
(文:ふくだりょうこ)
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