「#家族募集します」第6話レビュー:めいくに恋の予感? 子どもが求めているものを親は知らない(※ストーリーネタバレあり)
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金曜ドラマ枠では、2021年7月9日より「#家族募集します」を放送。主演に重岡大毅(ジャニーズWEST)、ヒロインに木村文乃、共演に仲野太賀、岸井ゆきのという豪華実力派俳優陣を迎えてオリジナルストーリーで展開する。
本記事では、第6話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
「#家族募集します」第6話レビュー
「にじや」がどんどん、家族らしくなっている気がする。離婚を決意した礼。夫も礼の気持ちを尊重し、離婚が成立する。
それを知っためいくからなんと「恋がしたい」宣言が。離婚する=自由の身=誰とでも恋ができる! ということらしい。礼にも「誰と恋したっていいんだよ」と言っていた。
礼や俊平はそう簡単に恋をする方へ気持ちが向くわけではないが、めいくは違う。さっそく、恋のお相手候補として音楽仲間のナオトに白羽の矢を立てる。1日に2回、偶然会ってしまったからなんだろうけれど、「恋がしたい」からすぐに「あの人いいかも! 好きになっちゃうかも!」という気持ちは分からなくない気もする。若いときにはそんな恋の始まり方もある。
めいくはさっそく、ナオトをジャッジしてもらうために「にじや」に連れていく。「にじや」の面々はナオトを「めいくの恋の相手」として見ているので質問が鋭い。「子どもは好きですか?」なんて質問はかわいいほうで、「収入は?」「将来の展望は?」とそんな突っ込んだことを初対面の相手に聞かないでほしい……。
ただ、めいくとしては、恋がしたいというよりは息子の大地に父親がいてほしいという気持ちが強かったらしい。父親がいないからできないこともある。しなくてもいい苦労もあるだろう。めいくなりに、大地のことをいろいろと考えていたのだ。大地はどちらかというとクールで無口なタイプなので母親にもなかなか気持ちが伝わりづらいのだろう。ナオトの登場によって、大地がちゃんと自分の気持ちを伝えられたのはよかったのかも。
それにしたって不憫なのはナオトである。突然「にじや」に連れてこられて、保護者たちからの面接というより、尋問。黒崎と銀治に睨まれたら言わなくていい過去の罪を白状してしまいそうである……。
あと、黒崎が「にじや」になじんできているのがほほえましい。この調子で娘のいつきとの距離も縮まっていくといいんだけれど。
一方、俊平は妻・みどりが取材のときに使っていたボイスレコーダーとスケッチを発見。ボイスレコーダーで聞くみどりの声に涙をこぼす。どうやら、それらは次の絵本の構想メモだったようだ。
ボイスレコーダーの最後に残っていたのは、たくさんの「さよなら」。しかし、「さよなら」は別れの意味ではなく、「再会の約束」なのではないか。俊平はみどりの想いを形にすることを決意する。
ところで、ボイスレコーダーの音声はバックアップ取っていますか……ハラハラする……。
「#家族募集します」第6話のストーリー
正式に離婚を決意したことを、俊平(重岡大毅)や蒼介(仲野太賀)ら、にじやの家族に報告した礼(木村文乃)。すると、思わぬ余波が……なんとめいく(岸井ゆきの)が、礼の新しいスタートに触発され、「恋がしたい!」と言い出したのだ!
さらに、早速“恋のお相手候補”として、音楽仲間のナオト(井口理)をにじやに連れてきたため、俊平たちは大混乱!ナオトを囲む和やかな食事会のはずが、黒崎(橋本じゅん)や銀治(石橋蓮司)まで参戦して、まるで家族面談のような緊迫した雰囲気になってしまい…!?
一方、みどり(山本美月)が海外で取材の際に使っていたボイスレコーダーとスケッチブックを見つけた俊平は、亡き妻に思いを馳せていた。ボイスレコーダーでみどりの生き生きとした声を繰り返し聴いているうちに、俊平はみどりが遺した思いに気付き──。
(文:ふくだりょうこ)
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