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『キャンディマン』レビュー:続編でありリブートでもある、現代社会を見据えた異色ホラー映画!



■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT

鏡に向かって「キャンディマン!」と、その名を5回唱えると死んでしまう!

『キャンディマン』のシリーズは1992年以来3作品が作られてきましたが、今回はその最新第4弾と呼ぶには少し抵抗があり、かといって単純なリメイクでもありません。

つまり今回は第1作目からおよそ20年後の世界を描いた続編であり、それでいて第1作のリブート的な趣を装った異色の作りになっているのが最大の特色ともいえるでしょう。



1992年に起きたキャンディマンにまつわるおぞましい事件から月日が流れ、また新たな恐怖の伝説が始まるという筋書きの中に、既に都市伝説と化した第1作の因縁が蘇っていきます。

思えば第1作は黒人差別をベースにした恐怖の構築が綴られていましたが、ヘイトの問題がますます露呈&深刻化していく現代アメリカ社会の中で『ゲットアウト』(17)や『アス』(19)で注目を集めた鬼才ジョーダン・ピール監督がキャンディマンの伝説に目を付けたのはごく自然の流れだったのかもしれません。



というわけでこの作品、第1作を事前に見ておくとさらに一層楽しめる仕掛けにはなっているのですが、一方ではリブート的な構築が全面的になされているので、未だに見る機会のない方々でも全然問題はありません。

(ただし見ていたほうが、「えー、あのときのあの人が、今回こういった役割で!?」的な面白さをもって見ることもできるでしょう)

第1作もそうでしたが、こけおどし的な脅かし要素ではなく、都市伝説が醸し出す心理的恐怖をじわじわ醸し出す演出がなされていますので、ホラー映画が苦手な方でも比較的大丈夫ではないか……な?



個人的にも第1作が大好きだったので、そのエッセンスを大事にした本作もすこぶる好感をもってみることができました。

また20年経ったら、本作を基にした続編要素のリブート映画が作れるかもしれません。

このようにして都市伝説というものは永遠に語り継がれていくのかもしれませんね。



(文:増當竜也)

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