映画『成れの果て』に潜む、救いなき<共感>
『成れの果て』作品情報
【あらすじ】東京でファッションデザイナーの卵として暮らしていた小夜(萩原みのり)のもとに、地元に暮らす姉・あすみ(柊瑠美)から連絡が入る。あすみは今度結婚するというが、名前を聞かれると言いにくそうに「布施野さん」と答える。小夜はその名前を聞き、愕然とする。居ても立ってもいられず、小夜は友人のエイゴ(後藤剛範)を連れて故郷に帰る。妹が突然に帰って来たことに、あすみは動揺する。帰宅した布施野(木口健太)と8年ぶりに再会した小夜は、地元の企業に就職し、結婚を控えるなど順風満帆な布施野に苛立つ。布施野は、8年前の小夜の事件に関係していたのだ。小夜の帰郷を引き金に、あすみに思いを寄せる幼なじみ、事件の現場に居合わせた布施野の友人、事件を小説にしようとするその恋人など、思惑を抱える人々の業が徐々に炙り出されていく。布施野に対する憎しみが抑えきれない小夜は、ついに驚くべき行動に出る。そして、あすみと小夜の確執が露わになっていく……。
【予告編】
【基本情報】
出演:萩原みの/柊瑠美/木口健太/田口智也/梅舟惟永/花戶祐介/秋山ゆずき/後藤剛範
監督:宮岡太郎
脚本:マキタカズオミ
上映時間:81分
製作国:日本
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