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「ハレ婚。」第1話レビュー:島崎遥香、コメディエンヌの才能が漫画的な設定を現実に落とし込む(※ストーリーネタバレあり)


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島崎遥香主演のドラマ「ハレ婚。」が、2022年1月16日放送スタートした。

「ヤングマガジン」(講談社)で2014年から2019年にかけて連載されたNON原作を同名漫画をドラマ化した本作は、日本で唯一の「一夫多妻制(ハーレム婚、通称ハレ婚)」が認められた街を舞台にした異色ラブコメディ。

実家へ帰郷して“3人目の妻”となる主人公・小春役を島崎遥香、すでに二人の妻を持ちながら小春にプロポーズする「ハレ婚夫」伊達龍之介を稲葉友、1人目の妻・ゆずを柳ゆり菜、2人目の妻・まどかを浅川梨奈がそれぞれ演じる。

本記事では、第1話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。

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「ハレ婚。」第1話レビュー



累計発行部数260万部を突破する大人気コミック『ハレ婚。』が、ついに待望の実写ドラマ化。初回の放送からドキドキと笑いに満ち溢れたストーリーが超特急で進行していった。

日本で唯一、一夫多妻制度=ハーレム婚(通称“ハレ婚”)が認められた架空の田舎町・茨城県北つばめ市を舞台とした本作。既婚者に騙され続けた東京での暮らしに疲れた主人公・小春が伊達龍之介という謎の男にいきなり求婚され、あれよあれよという間にハレ婚に巻き込まれていく展開が面白い。

一方で、いかにも漫画的な設定だと思う人もいるかもしれない。しかし、そんな視聴者を置いてけぼりにしないのが小春を演じる島崎遥香の“コメディエンヌ”としての才能だ。



帰郷して早々、父・哲郎(渡辺いっけい)の経営する喫茶店「ルパン」が多額の借金を抱え閉店に追い込まれていることを知った小春。そんな時、喫茶店の常連客である龍之介(稲葉友)から借金を肩代わりする代わりに結婚してほしいとプロポーズされる。しかし、彼はハレ婚の利用者で、既に二人の妻がいたのだ。

一夫一婦制が当たり前となっているこの国では、多くの女性がハレ婚なんてとんでもない!と思うだろう。そんなの男性が得するだけで、女性には一切メリットがないじゃないかと怒りすら覚えるかもしれない。

小春も例に漏れず、全力で龍之介からの申し出を拒否。ただ、実家であるお店は何が何でも守りたい。そんな小春の揺れ動く様を島崎遥香はあくまでもコミカルに演じていた。みんな何故かハレ婚を受け入れている中で、小春のオーバーリアクションが理解できない人たちの気持ちに寄り添ってくれる。



また、「お金だけもらっちゃえばよくない?」と小狡い一面を惜しみなく見せてくれる小春はヒロインとしてとても親しみやすい。しかし、そんな小春の甘い考えをすぐさま見抜いてしまうのが龍之介だ。

龍之介はそのビジュアルだけでなく中身も相当変わり者だが、誰よりも頭が切れる。ふとした瞬間に見せる不敵な笑みがミステリアスな魅力を放っており、他に妻がいてもいいと思う女性がいても不思議ではない。行動も大胆不敵で、小春の両親が抱える借金を返すため、すぐさま豪邸を売り払ってしまうところも潔くてかっこいいと思ってしまう。



小春は責任を取って龍之介との結婚を決意し、あれほど嫌がっていたハレ婚に身を投じていくわけだが……第1夫人と第2夫人がこれまた個性的で行く末が案じられる。

感情的になると茨城弁が出る、見た目がギャルのゆず(柳ゆり菜)はこざっぱりとした性格で小春とも分かり合えそうだが、問題は2人目の妻・まどか(浅川梨奈)だ。妖艶な雰囲気を放つまどかは心酔している龍之介に忠実だが、本当は第3夫人として小春を迎えることにどう思っているのかがイマイチ掴めない。

タイプが大きく異なる4人がどのように共同生活を営んでいくのか。また、なぜ龍之介は「可愛いだけの女」と思っている小春に執着するのか。異色のラブコメディから目が離せない。

(文:苫とり子)

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