「真犯人フラグ」真相編第7話徹底考察!:最後まで晴れない瑞穂への疑惑!やはり黒幕は……(※ストーリーネタバレあり)
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西島秀俊主演の新日曜ドラマ(日本テレビ系)「真犯人フラグ」が2021年10月10日(日)放送スタート。2022年1月9日から真相編が開始される。
秋元康が企画及び原作、「あなたの番です」制作スタッフが手掛ける本作は、平凡なサラリーマンが家族の失踪を機に日本中の注目を集め、“真犯人フラグ”をたてられながらも、真実を追い求めていくノンストップの考察ミステリー。
本記事では、真相編第7話をもとにcinemas PLUSのドラマライターが考察を重ねていく。
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「真犯人フラグ」真相編第7話終了時点での考察
物語はクライマックスへ突入しようとしている。一つずつ、判明した事実を整理していこう。まず、真相編7話で明らかになったことは、篤斗(小林優仁)が誘拐された顛末である。やはり篤斗が誘拐された背景にはバタコ(香里奈)が一部始終、絡んでいた。彼女が宗教団体「かがやきの世界」の車を使って篤斗をさらい、自宅へ監禁していたのだ。
最初こそ正気を保っていた篤斗。しかし、まともに外に出してもらえない生活を強いられ、徐々に精神は病んでいく。押し入れにはバタコの本当の息子・圭樹くんの冷凍遺体があり、また別の押し入れには父・凌介(西島秀俊)の祭壇が。
挙げ句の果てには、宗教団体「かがやきの世界」の恒例行事とされる「影断ちの儀」を目撃させられてしまう……。凌介が、母・真帆(宮沢りえ)と姉・光莉(原菜乃華)を殺したと思い込んだ篤斗は、完璧にバタコに洗脳させられてしまった。これまでの不可解な言動の理由が、これで明らかになったことになる。
次にポイントとなるのは、山田コーチ(柿澤勇人)と菱田朋子(桜井ユキ)二人の動向だ。彼らは明らかに共謀して何かをしているが、それを隠そうと必死になっている。
当初は、篤斗か光莉、もしくは真帆を誘拐した張本人であると推測されたが、バタコとのやりとりを見るにその線は薄いだろう。「あっちゃんが話したら終わる」と朋子が発言していることから、その真実は篤斗が握っていると思われるが……。
そして、一星(佐野勇斗)と本木(生駒里奈)の過去の関係性も明らかになった。
本木が一方的に一星をストーキングし、光莉に対する嫉妬から彼女を拉致・監禁したと見られていたが(その事実に間違いはないのだが)……、なんと、一星と本木は過去に関係があった。より厳密に言うなら、酷いイジメを受け自殺まで考えていた本木を救うため、一星が「付き合っているフリ」をしていたのだ。
一星の職場の仲間が、高校時代の一星・本木と同級生であろうSNSアカウントを発見し、この件が明るみに出たことになる。瑞穂(芳根京子)が一星本人に事実を突きつけたところ、正直に白状した。それで、一件落着になると思われたが……。
どうやら、まだ「裏」がありそうである。
筆者を含め、視聴者の皆さんは、ずっと拭いきれなかったはずだ。常に凌介のそばを離れず、彼のために誠心誠意尽くしてきた瑞穂という女性に対する「疑惑」を。
彼女のことを信じたい。しかし、彼女が黒幕だと考えると、すべての辻褄が合う気がする。
違和感の発端となっていたのは、彼女がことあるごとに聞いていたカセットテープの存在である。ついにその内容が明らかになった。収録されていたのは、落語家を目指していたという瑞穂の姉による「落語」なのだという。
「かがやきの世界」にまつわる何かだと推測していた筆者としては興醒めだったが……。その直後に明らかになった新事実。それは、瑞穂の姉はすでに何者かに殺され亡くなっているということ。
瑞穂の姉の死が、今回の一連の騒動にどう関わってくるのか?
一向に姿を見せない真帆の失踪に、瑞穂が関わっているのか?
見えてきそうで見えない新事実。もしかすると、姉を殺された恨みを晴らすために、瑞穂が計画したことなのかもしれない。相良家が失踪した週末に「実家へ帰っていた」と嘘をついた彼女の行動理由が、ここに繋がってくるのだろうか……?
彼女への疑惑は、まだ晴れない。
(文:北村有)
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