「ユーチューバーに娘はやらん!」第9話レビュー:選べない千紗を見た総一郎が奮起!垣間見えたのは、娘を想う父の愛(※ストーリーネタバレあり)
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秋元康が企画・原作を務める「ユーチューバーに娘はやらん!」で、佐々木希がテレ東初主演を飾る。
人生最高で最悪な日を過ごしたヒロインはテレビ局員とユーチューバー、どちらを選ぶのか!? 金子ノブアキ、戸塚純貴ら豪華キャストで送るラブコメディ。
本記事では、第9話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
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「ユーチューバーに娘はやらん!」第9話レビュー
急遽榎本(金子ノブアキ)の看病をすることになった千紗(佐々木希)。デートの約束をしていてタックタック(戸塚純貴)は2時間も待ち続けていた。しかし、千紗が合流すると「電池切れちゃったみたい」と帰ってしまう。タックタックか? 榎本か? 悩む千紗。
そんな千紗を見兼ねて、総一郎(遠藤憲一)は2人を呼び出し、「総一郎の虎」という謎企画がスタート。どちらが千紗にふさわしいか、虎たちが見極めるという。
モニターで見守る千紗、風花(若月佑美)、美恵子(斉藤由貴)。
それにしてもサングラスをかけた遠藤憲一、どの虎よりも迫力があるな。
千紗のどこを好きになったのか、貯金額、子育てについて……様々な角度から切り込む虎たち。
「千紗さんといると人生が面白い」と答えるタックタック、彼なりの“好き”は伝わってきた。「この年まで独身だったのは千紗さんに会うため」と真摯に語る榎本だが、どこかで聞いたことがある感じは否めない。
結果、どちらも千紗をゲットすることはできず。
その理由を、総一郎は「気ままな人に千紗は任せられない」「耳障りはいいが中身がないから響かない」と述べる。なんだかちょっとわかるな……と思っていたところに千紗がやってきて、「これはわたしの問題」とぶちギレる。
た、たしかに。うっかり「総一郎の虎」を楽しんでしまっていたけど、これは千紗が考えるべきことで、総一郎が介入することではない。例えどんなに娘が悩んでいたとしても、さすがにやりすぎだ。
だが、実は総一郎も千紗が新郎に逃げられたことに責任の一端を感じていたらしい。父親として、今度こそちゃんとした相手を、との思いが先走ってしまったという。千紗に怒られてしゅんとする総一郎がいつもよりも随分と小さく見えた。
今回は少々やりすぎだったとしても、なんと娘想いの父なのだろう、と、思ってしまった。
そして、その想いは千紗にも伝わったようで、しっかり和解。千紗がいくつになっても自分にとっては子どもだと語る総一郎の優しい表情からは、少し前の虎の片鱗は微塵も見つけられなかった。この家族には、ずっと笑顔で、仲良くいて欲しいなと切実に思う。
榎本は総一郎の言葉に自分を顧みて「どうせフラれるなら、ダサくても本当の自分を見て欲しい」と千紗に本気の告白をする。千紗の心も揺れ動いたかに見えた。
同じ頃、タックタックも千紗へ電話をかけようとしていたが、千紗のスマートフォンを鳴らしたのはタッチの差で美恵子。その内容は、総一郎が倒れたというもので……。
次回、最終回。千紗が1話とは違うウエディングドレスに身を包んでいたようなので、どちらかとの結婚を決意したということだろうか? どういう経緯で決断したのか、楽しみだ。
(文:あまのさき)
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