2022年03月24日

<独占>「私が獣になった夜」新原泰佑インタビュー「純粋な“好き”という気持ちに共感」  

<独占>「私が獣になった夜」新原泰佑インタビュー「純粋な“好き”という気持ちに共感」  


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リアルな男女関係と複雑な女性の心を描いたABEMAオリジナルドラマシリーズ最新作「私が獣になった夜~好きになっちゃいけない~」が3月24日(木)より配信スタート。

「女だって、本能のまま求めたい夜がある」をテーマに、今回は「絶対に好きになってはいけない」禁断の男女の関係を4部作のオムニバス形式で描いていく。cinemas PLUSでは、女性たちが「絶対に好きになってはいけない相手」を演じた男性キャストにインタビューを実施。

第2話『読めない男との夜、わからない私』に登場するのは新原泰佑。

お調子者で本心が読めない、あざとい役どころでヒロインを翻弄する。最初は仲の良い同僚という関係から発展していく男女の関係を繊細に描いていく。

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計算し尽くした今回の役作り


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――新原さんが演じられるのは流暢に日本語が話せるのに、ウケを狙ってカタコトを話すあざとい韓国人男性シウですが、演じてみられていかかでしたか?

新原:韓国人の同僚という役だったり、濃厚なラブシーンだとか、初めてのことばかりだったので、すごく勉強になりました。いろいろ準備していった作品だったので、とてもやりがいを感じました。

――カタコトで話す様子がとてもリアルでしたが、役を作る上でどのような準備をされたのでしょうか。

新原:本番に入るまでに、韓国のアーティストさんが日本語をカタコトで喋っている動画をたくさん見ました。それで台本のセリフをローマ字でおこして、カタコトに変えてみたりとか、発音にもアールを足しながら舌を巻いて話したりとか、できる限りリアルに見せたいと準備はしていました。


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――現場で苦労されたことはありますか?

新原:今回の役は、いつものようにセリフを喋るのとはまた違うフィルターが1枚ある感じなんですよね。一応、日本人ではないということ、それにただ日本語を話すのではなく、カタコトを喋る、でもそれは嘘で……ということが入り組んでるというか、その複雑さは自分の中で苦労しましたね。

でも、本当は流暢に話せるのに騙している以外のこと……相手の穂乃花に対する気持ちは嘘であってはいけない。そういう意味では、芝居は全部一旦忘れて、その場の穂乃花との距離感に身を任せていた部分はあります。

あざとい? 自分では自覚はないけれど……


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――タイトルには「読めない男」とありますが、役に共感するポイントはありましたか?

新原:そうですね……わりと違います。台本を見たときは、シウに対して「何だこの男は」とは思っていました(笑)。

でも、読めない男って言っていますけど、シウの中ではちゃんと好き、という気持ちがあるんですよね。たぶん相手の穂乃花からしたら読めない、という話なので。穂乃花が好きという気持ちがシウの軸にあるので、純粋に人を好きになる気持ちというのは、同じと言えば同じですかね。

――逆に全然違うな、と思ったポイントはどこでしょう?

新原:シウってけっこう……あざといじゃないですか。

――そうですね。かなり、あざといと思います。

新原:穂乃花が何度も「あざと!」って言っていますけど、僕も思ってたんですよ。なんなら、完成した映像を見ながら、シウが喋っているシーンで思わず「あざと!」って言ったら穂乃花も同じように「あざと!」って言ってて。「そうだよね、あざといよね」って穂乃花に共感するぐらいに本当にあざといポイントが多いんです。でもシウの純粋な気持ちも伝わるので憎めないな、というのは思いました。


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――新原さんご自身はあざとさってありますか?

新原:うーん、あんまりないですね……。マネージャーさんには「あざとい、今、絶対にわざとでしょ」って言われることがありますけど、自覚がないのでわからないです(笑)。

恋愛はさっぱり。シウみたいには絶対にできない


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――ご自身の恋愛となるとどうですか? シウとかぶる部分があったり……。 

新原:実は、わたくし、たぶん恋愛をそんなにしてきていないタイプでございまして。

――急に口調が堅く……(笑)。

新原:だから、今回すごく緊張しまして。プライベートでは浮いた話は微塵もございませんので、シウみたいにはできないな、と思っています。

シウのセリフの中でも「俺、穂乃花の完璧な彼氏になるから」とか「言えなくない?」って。「それ言うの、恥ずかしくない?」って思っていました。

――完璧な彼氏がどういうものか考えたりされました?

新原:わっかんないです……(笑)。

でも、誰かとお付き合いするってなったら、僕はすごく尽くしてしまうタイプだと思うんです。料理や家事が好きですし、結構頼まれたらやっちゃうかな。いや、言われなくても先にやっておいて、完璧に見せるのは好きです。


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――そのあたりを踏まえて、今後こういう恋愛をしてみたいという理想の恋愛像はありますか?

新原:お付き合いした方と2人で一緒に住んだりして落ち着いた暮らしをしてみたいなとは思ってます。

……ってすごく現実的な話してますね(笑)。シウまではいかないけど、キュンキュンするような恋愛はしてみたいですね。

――そして最終的にふたりで落ち着いた暮らしをしたい?

新原:そうですね、家を建てたいです(笑)。

役を通して新しい自分を知ってほしい


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――今回、今までやったことがないような役ということだったんですが、今後こういう役、お仕事をしてみたいということはありますか。

 新原:映像に限らず舞台だったりでもいろんな役をやっているので、今後もこれ、という役に限らず、いろんな振り幅のある役に挑戦できたらいいですね。役者は、自分じゃない誰かになれるのが僕が惹かれるポイントでもあるので。

――プライベートではやってみたいことはありますか?

新原:キャンプです(食い気味に)。

アニメの話になっちゃうんですけど、「ゆるキャン△」にハマッてまして、もう8周ぐらい観ていて、セリフも覚えているぐらい。その影響でキャンプがしたくてしょうがないですね。でも絶対にあんなにうまくいかないと思いますけど、やれたらいいですね。富士山見ながらとか、湖とかでやってみたいなっていう欲だけは湧いています。


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――最後にこれから作品を観てくださる方にメッセージをお願いします。

新原:「私が獣になった夜」は今回3シリーズ目となりますが、女性の気持ちにフィーチャーした作品になっています。

タイトルコールの前にも「女だって、本能のまま求めたい夜がある」というセリフがあると思うんですけど、自分も聞いて、はっとして。

男性が普段なかなか気が付かないような繊細な気持ちも描かれている作品になっていて、女性はすごく共感できるものだと思うんですけど、男性は男性でまた違うものを感じると思うので、男女問わずいろんな方に見ていただけたら。そして、シウを通して、また新たな僕を見ていただけたらなとは思っています。


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(撮影=渡会春加/取材・文=ふくだりょうこ)

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