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2022年02月05日

<ケイ×ヤク −あぶない相棒−>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<ケイ×ヤク −あぶない相棒−>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】


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鈴木伸之、犬飼貴丈出演の「ケイ×ヤク −あぶない相棒−」が2022年1月13日より放送スタート。講談社「Palcy」で連載中の薫原好江による同名原作漫画を実写化した作品だ。

公安警察の捜査官・国下一狼(鈴木伸之)が、上司からの命令で暴力団「峰上組」の若頭・英獅郎(犬飼貴丈)を監視し始める。やがて、英獅郎は闇の会員制サロンを運営していることが発覚し……?

cinemas PLUSでは毎話公式ライターが感想を記しているが、本記事ではそれらの記事を集約。1記事で全話の感想を読むことができる。

もくじ

・第1話ストーリー&レビュー

・第2話ストーリー&レビュー

・第3話ストーリー&レビュー

・第4話ストーリー&レビュー

・第5話ストーリー&レビュー

・第6話ストーリー&レビュー

・第7話ストーリー&レビュー

・第8話ストーリー&レビュー

・第9話ストーリー&レビュー

・第10話ストーリー&レビュー

・「ケイ×ヤク −あぶない相棒−」作品情報

第1話ストーリー&レビュー

第1話のストーリー


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警視庁公安部に所属する捜査官・国下一狼(鈴木伸之)は、先輩捜査官・央莉音(栗山千明)から尾行などの手ほどきを受けながら職務に勤しんでいた。そんな中、一狼は公安部長の田口(徳井義実)から、指定暴力団「峰上組」の若頭・英獅郎(犬飼貴丈)の監視を命じられる。獅郎は異例のスピード出世で若頭に就任した後、政財界をはじめとした各界の大物と関係を築いて強い影響力を持つようになっていた。なぜ公安警察がヤクザをマークしなければならないのか?一狼は疑問を抱くが、田口は何も答えない。

獅郎の行動を追っていた一狼は、傷だらけになった瀕死の男・白石を発見する。意識を取り戻した白石に話を聞くと、獅郎が経営する会員制サロンで闇の“ファイトクラブ”が行われているという。ファイトクラブの参加者は、借金を抱えた元格闘家や喧嘩自慢の男たち。相手選手に勝ったら、1000万円の賞金がもらえる。白石はファイトクラブの参加者で、世界チャンピオンにもなった元キックボクサー・佐々木と戦って負けたのだった。

一狼は、ファイトクラブの参加者になりすましてサロンに潜入。サロン内を探っていた一狼は獅郎との接触に成功するが、身元を偽っていることを見破られる。問い詰められた一狼だったが白状はしない。すると、獅郎は「ゲームをしよう」と切り出す。一狼が試合に勝てば、何も聞かずに解放する。しかし、負けたらどんな手段を使ってでも口を割らせる。そんな“賭け”を一方的に決める獅郎。一狼は、白石を打ちのめした佐々木と対戦するが…!?

第1話のレビュー



冒頭から一狼と獅郎が甘い卵焼きが好きなどという話をしていたので、「えっ、そんなラブラブな感じ?」と動揺してしまった。が、本編が始まると、ゴリゴリである。

警視庁公安部に所属する一狼と、暴力団の若頭である獅郎がどのように交わるのか。2人を繋いだのはひとりの女性だった。

一狼にとっては先輩であり、獅郎にとっては姉である莉音。莉音は何者かによって殺されたとされているが、遺体は見つかっていない。一狼は「何者かに殺された確率は高い」と思いつつも、真相を知りたいと思っていた。

獅郎は詳しく捜査しようとしない警察に苛立ちを感じており、自分で調べようと動いていたのだ。そんな2人が出会い、利害が一致。公安とヤクザという立場ながらも手を組むことになる……というのが第1話の展開だ。

莉音が殺害された動画もなかなか刺激的だし、獅郎が経営する会員制サロンでは闇のファイトクラブも生々しい。獅郎は腕っぷしも強いらしく、初回からさんざんいろんな人をボコボコにしている。おまけに獅郎は現役総理大臣の愛人のようで……。

けど、一狼と獅郎のシーンはどこか色っぽくて……1本のマッチで煙草に火をつける仕草がなんとも言えない。

木曜よる11時59分からのドラマって、もっとゆるりとしたものではなかったっけ? おじさんがかわいいものにニコニコしているドラマとかやっていたじゃないですか……! と少し戸惑ってしまうほどである。

慎重であろうとするけれど、アツくて真っすぐ突っ込んでいってしまいそうな一狼に対し、冷静でツンデレなところがある獅郎は良いコンビになりそうだ。そして、獅郎演じる犬飼貴丈のふとした瞬間のしなやかさが良い……! 飄々としていてタガが外れるとヤバイ奴になるイメージかと思ったけれど、まだまだ奥が深そうなキャラクターである。

一狼、獅郎の周りを固めるキャストも一癖、ふた癖ありそうだ。徳井義実演じる田口も怪しさ満点。そんな田口が一狼に獅郎の監視を命じている時点でワナに見えてならない。獅郎が総理大臣の愛人だし、これからどんどん話が大きくなる可能性がある。

そしてポイントになるのは、やはり莉音だろう。莉音は行方不明になる前、一狼に何かを伝えようとしていた。彼女が抱えていた秘密とはなんなのか。また、作品終盤では眞島秀和が謎の男として登場。どのように一狼と獅郎に関わっていくのか。

ハードなドラマだが、ドラマラストにあるおまけ映像にはほっこり。公安とヤクザ、というよりは、一狼と獅郎の素の部分が分かる、コミカルな姿が見られそうでこちらも楽しみにしたい。

※この記事は「ケイ×ヤク −あぶない相棒−」の各話を1つにまとめたものです。

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