2022年03月31日

<独占>「私が獣になった夜」中尾暢樹インタビュー「理想は運命的な出会い」

<独占>「私が獣になった夜」中尾暢樹インタビュー「理想は運命的な出会い」


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3月24日(木)より配信スタートとなったABEMAオリジナルドラマシリーズ最新作「私が獣になった夜~好きになっちゃいけない~」。

「女だって、本能のまま求めたい夜がある」をテーマに、今回は「絶対に好きになってはいけない」禁断の男女の関係を4部作のオムニバス形式で描いていく。cinemas PLUSでは、女性たちが「絶対に好きになってはいけない相手」を演じた男性キャストにインタビューを実施。

3月31日(木)配信の第3話『危険な男との夜、関わりたくない私』に登場するのは中尾暢樹。

田舎から上京したものの、就職先で馴染めず平凡な日々を過ごすヒロイン・典子。そんなある日、ヒロインが出会ったのは、隣の部屋から女性と出てきた全身入れ墨だらけの「危険」そうな男性。中尾はそのいかにも危険な隣人・竜之介役を演じる。

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全身にタトゥーメイク! でも役に入り込みやすかった


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――今回、演じてみていかがでしたか?


中尾:全身にタトゥーを入れるということで、準備時間がものすごくかかったんですよ。朝入って、お昼にメイクが終わる、みたいな。全身タトゥーがある自分の姿を見ると、役に入りやすくて楽しかったです。撮影期間は3日間だったんですが、入れっぱなしで、あんまり洗わないでね、って言われました(笑)。

――気も遣いそうですし、大変ですよね。

中尾:本当に大変でした。
でも、入れたタトゥーが好きすぎて落とさずに帰りました。僕は絶対にタトゥーを入れられないから、ちょっとした憧れはあったんですよね。


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――役には、共感できるポイントなどはありましたか?

中尾:ほぼできましたね。やっぱりタトゥーを入れているというだけで怖そうだとか、そういうイメージが先行してしまっているけど、すごく普通の青年で、人間味もあって。タトゥーにまつわる文化が好きで行動している人だから、そういうギャップもいいんじゃないかな、って。僕は芝居としてはすごくやりやすかったです。

現場でワザとしたあることとは?


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――撮影中、印象的な出来事などはありましたか?


中尾:今回、相手役の篠崎彩奈さんが主演ドラマは初めてということだったんですが、終わったあとに聞いたらすごく楽しかった、って。
僕はずっとお世話になってきたスタッフさんたちばかりだったんですけど、そういう仲間のひとりになれた感覚で喜んでいる姿を見て、僕も嬉しくなりました。

――前半と後半では雰囲気が違いましたが、意識されたことはありましたか? 観てる側の意識のせいかとは思うのですが……。

中尾:特に最初は出方とか悪意のある撮られ方をしているからだと思うんですけど(笑)。
でも、日をまたぐごとに篠崎さんが段違いに緊張がほぐれていったり。そういったところをみて僕もリラックスできたのかな、と思います。


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――場の雰囲気づくりで工夫されたところはあったんですか?


中尾:篠崎さんを緊張させるために、初日の朝はわざと話しかけなかったんです。初々しい感じを出したかったから。あとから「本当にひどい!」「なんか冷たいな、と思った」とは言われました(笑)。

――その影響もあったのか、ふたりの関係の構築がとても自然でした。

中尾:今回、ドラマの時間が短いじゃないですか。その中で僕と相手の関係性が急ピッチで動くんですけど、そういった中でも説得力のある関係性に見えないといけない。
ふたりがお互いの話をして、弱い部分が見えて……前半と後半では雰囲気が違って見えても、人としては変わってないんですよね。どのぐらいお互いの心が繋がって、溶け合って……そういう関係が後半にかけて見えてくるのかな、と思います。

ピュアな出会いに憧れる


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――作中では、「生まれ変わりたい」という台詞がありましたが、中尾さんが「生まれ変わりたい」と思うことはありますか?

中尾:生まれ変わりたい……生まれ変わりたくないなあ、僕は。
生まれ変わっても変わらない気がします。同じことしてそう。

――プライベートでやってみたいな、ということはありますか?

中尾:車の免許ほしいですね。デートもできないじゃないですか、ドライブデートもしたいのにな。助手席に乗ってほしいですね。


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――とる機会がなかったんですね。


中尾:なかったですねー。高校卒業して、すぐに仕事が始まって。1ヶ月、2ヶ月空いているときはもちろんあったんですけど、いけなくて、完全にタイミングを失っています。

――ドライブデートもそうですが、理想の恋愛像はありますか?

中尾:僕は無理ですけど、普通の会社とかで……。
ピュアな出会いで付き合いたいですよね。偶然落とし物をして拾って……理想は、ですよ? 友達の紹介とかじゃなくて、運命的な出会いはしてみたいな、と思います。


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――じゃあ、今回のドラマみたいな……。

中尾:本当にピュアな出会いですよね。お互いそういうつもりはなく、たまたま家が隣で、外でも偶然会って、たまたまその時に彼女が落ち込んで泣いちゃって……素敵だなあ、と思います。 

素敵な人と一緒に仕事がしたい


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――いろんなお仕事をされてると思うんですが、今年こういう仕事に挑戦してみたいな、というのはありますか?

中尾:26歳になるので、そろそろギリギリできるかできないかのラインのものはしたいですよね。学生とか、クズ息子とか。

――1番やってみたいな、という役はありますか?

中尾:内容ももちろん大切なんですけど、素敵な人とやりたいですね。
もう1回やりたい、会いたいっていう人が多いかも。

――ちなみに、どなたとまた共演したいですか?

中尾:山崎育三郎さんですね。
「動物戦隊ジュウオウジャー」が終わってすぐに出たドラマの主演が山崎さんだったんですけど、すごくお世話になりました。アドバイスしてくださったり、ご飯に連れて行ってくださったり、よくしていただいた思い出があります。
そこから3年ぐらい経っているので、久しぶりにお会いしたいですね。


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――最後に、作品を観てくださる方にメッセージをお願いします。

中尾:実は、ちょっと恥ずかしくて自分ではちゃんと観れてないんですけど。アラしか見えないから飛ばし飛ばしで観ちゃって。だから、感想を教えてください。

(撮影=渡会春加/取材・文=ふくだりょうこ)

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