【Netflix】でしか観られない、インドのラブコメドラマ3選
しかし、インドのエンタメは進化し続けています。
日本に住んでいる私たちも大いに共感できて親近感が湧く、インドのラブコメドラマを紹介します!
しあわせのモーメント
@Kulsum Syeda2016年より独占配信中。現在、シーズン4までが配信済みとなっています。
1エピソードにつき約15~20分と短め、かつ明るい日常系ほのぼの恋愛ドラマなので、寝る前などに気楽に視聴するのにオススメ。
主役は、大都会ムンバイで同棲している20代カップルのカヴィヤ(女性)とドゥルヴ(男性)。
カヴィヤは仕事をバリバリこなしながら趣味も精力的に楽しむ、お洒落で快活な女性です。
一方、彼氏のドゥルヴは、元気なカヴィヤを優しく見守っている穏やかな性格の男性。数学が得意で博士号も持っているエリート。感動的なアニメを観て号泣したりと、涙もろい一面もあります。
恋人というより親友のような仲良しカップルのふたりは、様々な困難を乗り越えながら絆を強めていきます。
@Courtesy of Netflix
ムンバイが主な舞台ですが、途中でバンガロールとの遠距離恋愛になったり、ふたりで旅行に出かけたりと、作品中にはインドの様々な都市が登場。
カヴィヤとドゥルヴのようなインドの若者の恋愛事情だけでなく、急激に発展しているインド経済の熱気も、ドラマを通して実感できます!
→「しあわせのモーメント」Netflix配信ページ
愛に惑い、愛に焦がれて
2022年3月18日よりシーズン1が独占配信中のラブコメディ。
アメリカ留学経験もあるエリートながら、俗にいう“陰キャ”タイプの青年・レイ(投資顧問会社勤務、25歳、恋愛経験ゼロ)が、念願の彼女を作るために涙ぐましい努力を重ねていきます。
見栄をはってウソの恋愛経験を友人に語ってしまったり、マッチングアプリで初対面の女性と緊張しながらデートしたり、デートに失敗して落ち込んだり……と、国境を超えて共感できるストーリー。
レイは内気で無口な性格なのですが、その分ナレーションによる心の声が饒舌で、笑いを誘います。
見どころは、レイが心の支えにしている“仙人(ウィズ)”のキーホルダーやフィギュアやイラストに相談しながら、脳内で自問自答するシーン。どんな恋愛相談にでも俗っぽいアドバイスを返してくれる仙人が、かなり笑えます(実際はレイによる一人二役)。
日本でも、ぬいぐるみ等を使って同じことをやっている大人は意外と多いのではないでしょうか……!?
→「愛に惑い、愛に焦がれて」Netflix配信ページ
フィール・ライク・イシュク
2021年よりシーズン1が独占配信中の、お洒落でロマンチックな短編集。
1エピソード約30分、6つの小さなラブストーリーが展開されます。
結婚式直前に花嫁が逃亡し、花嫁の友人(ブライズメイド)とブライダルスタッフが協力し合う『晴れの日を救え』、コロナ禍の外出自粛中にご近所で芽生えた10代の初々しい恋『自粛生活のトキメキ』、会社の面接会場で女性が男性にアドバイスしている内に惹かれ合う『インタビュー』など、今のインドを生きる若者たちの恋愛模様を描いています。
@Prachi Chandarana/Netflix
マスクを着けた状態で出会い、相手がマスクを外した素顔を見てさらに恋に落ちるという、“2段階の出会い”がコロナ禍以降の新たな恋愛のカタチとなっているのは、日本もインドも同じなのだなぁと共感。
近寄ったり触れたりできないため、お互いの家にいながら“共通の趣味”である音楽や紙飛行機でコミュニケーションを取るシーンは「青春~!」という感じで和みます。コロナ禍のせいで貴重な青春の時間を奪われたのかと思いきや、工夫しながらしっかり恋を育んでいるところに力強い生命力を感じます。まるでアスファルトの隙間から咲いた小さな花のようにも見えました。
@Taha Ahmad/Netflix
余談ですが、『自粛生活のトキメキ』の中で主人公の男子高校生マニンダーが「またカボチャ?」と母親に文句を言いながら頬張っている家庭料理がやたら美味しそうに見えます。
本作に限らず、『しあわせのモーメント』『愛に惑い、愛に焦がれて』などのインド・ドラマに出てくる野菜たっぷりの家庭料理はどれも本当に食欲をそそるので、ストーリーと併せて注目してみてください!
→「フィール・ライク・イシュク」Netflix配信ページ
Netflixでは、上記の3作品以外にも面白いインド・ドラマが続々配信中。知られざるインドの魅力にハマってしまうかもしれません!
(文・吉野潤子)
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