「探偵が早すぎる」第6話:壮大すぎる”トリック返し”!?迫りくる黒幕の影
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広瀬アリス、滝藤賢一主演の日テレ系ドラマ「探偵が早すぎる 春のトリック返し祭り」が2022年4月14日より放送スタート。
事件が起こる前に「犯人が仕掛けたトリック」を暴いてしまう、史上最速の早すぎる探偵が再登場!大人気コメディミステリーの2期では、どんな痛快な展開が待っているのか?
本記事では、第6話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
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「探偵が早すぎる 春のトリック返し祭り」第6話レビュー
急死してしまった秋菜(宮崎美子)の葬儀に参列する面々。孫の宗介(萩原利久)と葉子(木下彩音)はもちろん、子どもたちである二郎(和田正人)、成美(MEGUMI)、明日香(ソニン)、純三郎(永野宗典)も姿を表す。このラインナップだと、宗介たちの命が危ない。秋菜への恩義を果たすためにも、葬儀場へ顔を出す一華(広瀬アリス)、そして橋田(水野美紀)と千曲川(滝藤賢一)。これまで壮絶な命の応酬をしてきたとも言える者たちが、一堂に会したことになる。
そう、二郎をはじめとする子どもたちは、もちろん宗介たちの命を狙っていた。孫がいなくなれば、遺った遺産がすべて自分たちのものになると踏んだ二郎たち。流れ弾が当たる形で一華にも死んでもらえれば、彼らにとっては御の字である。
彼らがまず仕掛けたのは、お茶を飲む湯呑み。鈴蘭に含まれる毒・コンバラトキシンを、湯呑みの内側に塗っておくことで、的確に毒殺する計画である。
ほかにも、お焼香をする抹香に毒を盛り込んでおいたり、棺のなかにガスボンベを入れておいたりと、抜け目ない準備をする二郎たち。
こんなことをする時間と労力があれば、真っ当に働いたほうが良いんじゃないかと思ってしまうが……。莫大な資産を前にしたら、人は狂ってしまうものなのかもしれない。
どれだけ周到に準備をしたって、今回も早すぎる探偵・千曲川によって”トリック返し”されてしまうだろう……と思いきや。なんと、彼は抹香に盛り込まれた毒にやられて、病院へ救急搬送されてしまった!
これまでになかった展開である。千曲川にも見破れないトリックだったということか? 一華たちももはや万事休すか……と思いきや。
実はこれ、すべてが千曲川の仕組んだトリックだったのである。いや、秋菜が仕組んだ、と言ったほうが正しい。
実は秋菜は亡くなっていなかった。棺のなかで目を閉じていたのは、精巧に作られた秋菜のアンドロイド。本当に亡くなったと思い込ませるため、病院までも買収していたのだから驚きだ。
本物の秋菜は、自身の葬儀を計画し、右往左往する”子どもたち”を遠くから観察していた。莫大な資産をめぐって醜い争いをする子どもたちを制裁するために計画した、壮大なトリック返しだったのである。
千曲川が毒の煙にやられて倒れたのも、演技だった。二郎たちの仕掛けたすべてのトリックは、またもや彼の手で見抜かれていたのである。
最後は、ガスボンベの仕掛けられた車に乗った子どもたちが、逃げるためにエンジンを吹かしたことで大爆発! 彼らの命がどうなったかは描写されないまま、第6話は幕を閉じた。
なんとも壮大なトリック返しを見せられたわけだが、しかし、物語は終わらない。
なんと、一華たちの命を狙う刺客は、まだ存在するようだ。
ただでは転ばない男、千曲川。次はどんなトリック返しを見せてくれるのだろうか。
(文:北村有)
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