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2022年06月09日

<解説&考察>「ミズ・マーベル」第1話:ガチヲタ少女が覚醒!?学園もの海外ドラマの新たな光

<解説&考察>「ミズ・マーベル」第1話:ガチヲタ少女が覚醒!?学園もの海外ドラマの新たな光

ガチヲタが主役という意外性



過去のマーベル作品に登場したヒーローたちを愛する“ガチオタク”が、特殊能力を手に入れるという展開もアツかった。

この設定は長年愛されたシリーズゆえに為せる技とも言え、彼女が愛好するのがスコット・ラング(アントマン)のポッドキャストというのも良い。(また、この設定が近年のマーベル作品の謎、「一般人はいかにしてアベンジャーズとサノスの最終決戦について知ったのか」のアンサーになっているのも、ファンにとっては大きなポイント)



ちなみに、主人公・カマラを演じているイマン・ヴェラーニは、現実世界でもマーベル作品のガチオタクとして知られている。

本作のインタビューでは、シリーズの初期設定や(過去作)公開当時のバラエティ番組を踏まえたマニアックな回答をしていたり、原作の大ファンゆえに幼少期にミズ・マーベルのコスプレをしていたりと、まさしくマーベルファンを代表するような存在でもあるのだ。

ちなみに、そんな彼女の熱い思いは、現在配信中の短編ドキュメンタリー「ミズ・マーベル ガイドブック」からも確認することができる。

また、今後公開予定の『キャプテン・マーベル』続編『The Marvels(原題)』では、彼女の登場が発表されている。

果たして、憧れのヒーローと出会った彼女はどうなってしまうのか。
本作の公開にも大きな期待が高まる。

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空想にのめり込む主人公



夢見がちな性格からヒーローになった空想に耽る主人公。
そんな彼女に対し、母親は「自身の人生に目を向けなさい」と厳しい言葉をかける。

この部分には「ワンダヴィジョン」、「ムーンナイト」と近年のマーベルドラマにも通ずるテーマ「虚構と現実への向き合い方」が描かれていたように思う。

虚構にのめり込んで現実逃避をするのか、それとも虚構を力に現実を変えていくのか。
この選択肢は、まさしく、マーベルの物語を追いかける私たちにも跳ね返ってくる部分でもあり、本作ではカマラがどのような答えを導き出すのかにも注目である。

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今回の悪役は?



第1話では、エンドクレジット後のおまけシーンとして、主人公・カマラの動向を追う謎の組織が登場した。

彼らの服装や携帯画面をよく見ると、DODCというアルファベットが書かれている。これは、ダメージ・コントロール局を指していると考えられるだろう。

『スパイダーマン:ホームカミング』からシリーズに登場(実は『アイアンマン』にも小ネタ程度で名前が登場)したこの組織は、トニー・スターク(アイアンマン)の会社とアメリカ政府が共同で設立した団体。

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』では、主人公・ピーターの自宅に押し入り、家族や友人もろとも警察に連行した組織でもあり、本作でも主人公の前に立ちはだかる存在になることが予想されるだろう。



今回は「ミズ・マーベル」第1話を紹介した。
果たして、謎の力を手に入れた主人公の今後やいかに。

等身大高校生ヒーローが放つ“光”のような魅力に引き込まれる見事な第1話だった。

(文:TETSU)

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