続・朝ドライフ

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2022年10月14日

「舞いあがれ!」第10回:舞の激変にびっくり。別人のように明るくなって、さらば五島列島 

「舞いあがれ!」第10回:舞の激変にびっくり。別人のように明るくなって、さらば五島列島 


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2022年10月3日より放映スタートしたNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」。

本作は、主人公が東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人との絆を育みながら、空を飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生のストーリー。ものづくりの町・東大阪で生まれ育ち、 空への憧れをふくらませていくヒロイン・岩倉舞を福原遥が演じる。

本記事では、第10回をライター・木俣冬が紐解いていく。

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舞、凧をあげて、飛行機にも乗る

第9回で悩んでまた熱が出てしまった舞(浅田芭路)でしたが、第10回冒頭では、大股で颯爽と坂を上り、一太(野原壱太)を訪ね、「私もばらもん凧あげたか」と願い出ます。

思っていることを言えてすっかり明るい顔になった舞。

一太も拗ねていた気持ちを引きずらず、大歓迎。

みんなで巨大なばらもん凧をあげます。その前に記念写真

「落ちて壊れたら」と不吉な冗談が飛び出しても、舞はもう気にしないで笑っています。

第9回と落差、激しくないかと思うひともいるかもしれませんが、舞がそれだけ劇的に変化した現れなのだと思います。

最初にあげる重要な役割を任される舞。
「大丈夫たい すぐに助けてやるけん」
一太に言われて、決意して、走り出します。

風をはらんで高く飛ぶ凧。風にうまく乗ったときの手応えの気持ちよさが伝わってくるようでした。強い負荷がある瞬間反転したときって気持ち良いんですよね。

危なくなったら、みんなで引っ張ります。麗しき助け合いの姿です。

こうして舞はストレスの病を克服し、東大阪に帰ることになります。

祥子からふたつの凧をお土産に持って帰るように託される舞。
舞もばらもん凧ごだぁ どがん向かい風にも負けんとたくましく生きるとぞ (祥子/高畑淳子)

舞はお世話になった人たちに貝殻の工作をプレゼント。

一太が素直で、へんに大人びた芝居をしないで、のびのびしていて良かったです。もらった貝の飾りをふーふーと吹く仕草はユーモラス。一方、舞は荷物のパッキングなども丁寧にやっていて教育が行き届いたいい子で都会っ子という感じがして、その違いがあってよかったです。


旅立ちの日、髪を両サイドで結んで、すこし隠れていた顔がよく見えるようになって、舞の心の変化がよくわかるようでした。

飛行機に乗ってみたいと思ったことを言えるようになって、念願の飛行機に乗ってその感動をかみしめます。飛行機も、風に乗って巨体をぐっと押し上げる瞬間が気持ちいいですよね。

めぐみ(永作博美)はめぐみで、母・祥子との確執がすっかり解けたようです。

「およ」「およ」とお互い言い合う、その言い方で気持ちの変化がわかりました。

展開早いし、五島列島ともうお別れなのはかなり寂しく名残惜しいですが、この感覚、夏休みやお正月休みに田舎に帰ったときや、旅行に行って帰るときなどの、楽しい時間はあっという間だったと感じることに近いです。短いからいいこともありますよ。

永遠の別れではなく、また、来るね、という感じなのも良いものです。

 
【朝ドラ辞典 記念写真(きねんしゃしん)

朝ドラでは家族で記念写真を撮る場面がよくある。その写真がのちに部屋に飾られて、思い出として残る。


【朝ドラ辞典 旅立ち(たびだち)

朝ドラではたいていヒロインが地元からどこかへ旅立つ場面がある。慣れ親しんだ地元、家族との別れがたさに涙なみだ。バスや小舟や列車に乗って去っていくヒロインと、それを見送る家族の場面は定番。とりわけ、途中、外を見ると、家族が思いがけないところから見送っていて、ますます望郷の念が沸くというのがテッパンの名場面になる。
「舞いあがれ!」の場合は、田舎に短期間滞在し、いい体験をして、元の生活に帰っていくという応用パターンとなった。



(文:木俣冬)

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