『もっと超越した所へ。』前田敦子×趣里×伊藤万理華が豪華対談!3人の中で“超越”しているのは誰?
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前田敦子・趣里・伊藤万理華、黒川芽以……4人の女優たちの競演が見られる映画『もっと超越した所へ。』。根本宗子脚本による舞台が原作となっているこの作品は、女性が数々の“クズ男”たちに翻弄されつつも、感情を爆発していく様が描かれている。
今回は出演者の中から、前田敦子・趣里・伊藤万理華の3人が登場。乃木坂46出身の伊藤からは、前田への“レジェンド先輩”発言も飛び出たが、3人の雰囲気は和気あいあい。作品の登場人物に思うことや憧れ、そして思い出された過去の恋愛など……縦横無尽に語ってもらった。
撮影を経て、それぞれの印象は?
――お三方の関係性を教えてください。
趣里:私と前田さんはもともと仲が良かったんですが……。
前田敦子(以下、前田):撮影後は私の子どもも一緒に、4人で仲良しです。
伊藤万理華(以下、伊藤):去年のクリスマスの時期も前田さんの家にお邪魔しました。
趣里:ケーキ食べたりしたね。
伊藤:息子さんと遊んだり。かわいかったです。
前田:息子に遊ばれていた部分もあったよね(笑)。
――雰囲気から仲の良さが伝わってきます。今回の共演を経て、お互いをどう感じていますか?
伊藤:私からすると、前田さんはグループは違えど先輩で。
趣里:そうだよねぇ!
伊藤:しかも、その中のトップというかレジェンドというか、カリスマというか……。
前田:私、ちゃんと後輩の子と共演するのは初めてなんだよね。
伊藤:最初はすごく恐縮していましたが、初日から何も隠さず全部さらけ出してくださって。
趣里:スタジオの廊下でも、3人で大声でしゃべってたもんね。
伊藤:何か悪いことがあってもすべて跳ね返すような、人生何周もしてこられたような超人な感じがしました。それこそ“超越”しているというか。
趣里:わかるなぁ!
伊藤:普段も、演技の中でも、そんな強さを感じていました。
前田:やったー!
趣里:それでも悩んだりもするところがかわいくもあるよね。
前田:そう、弱さもあるんです(笑)。万理華のお芝居は若い世代の女の子のモヤモヤを上手に体現していたよね。
伊藤:ありがとうございます。
前田:私のいた時代のAKBでいうと、ともちん(板野友美)がその対象だったなって思い出すんだけど、やっぱりギャルはギャルを尊敬するからね。今回の役を見たら「かっこいい! 万理華さん!」ってギャルの子たちがなる感じがする。
趣里:次世代のカリスマ感があるよね。万理華ちゃん本人もアートやバレエもやってていろいろなことができるしね。
前田:そう、でも変にアングラっぽい雰囲気もない。「わたし特別です」みたいな感じがないんだよね! 地に足がついていて。一番冷静かもしれないです。
伊藤:現実は見ているタイプです(笑)。趣里ちゃんには演技の畑の人というイメージがあったんですが、会うとすごくフラットに気を遣ってくれて。一方で、演技になると爆発力がある。
前田:予告編で女性4人が「出てってよ!」という台詞を重ねて言う部分があるんですが、あれは趣里が基準になっています。
趣里:撮影の順番の関係で、私が最初に言ったんだよね。
前田:映像を何回見たことか。
趣里:そうなんだ!
前田:間のとり方とかも確認して、全部を趣里にあわせたよ。
伊藤:最初に趣里ちゃんの爆発力を見せられて、これくらい感情を出していいんだって背中を押された気がします。
前田:だから趣里が基準……“安定の趣里”という感じです(笑)。
――登場するキャラクターの中で憧れを感じる女性はいますか?
前田:私が“超越している”と思ったのは、黒川芽以ちゃん演じる北川。相手の全部を肯定してあげているじゃないですか。
伊藤:唯一お母さんの役ですね。
趣里:母性というか、お母さんは強いという話はしたよね。
前田:男性が救われる女性というか。
趣里:帰ってきたくなるような女性。「ああいうふうになれた
らいいんだけどねー」という感じです(笑)。
伊藤:辿り着きたい場所ですね。
インタビュー全文は10月17日(月)発売の『CINEMAS+MAGAZINE』にて掲載!
(ヘアメイク=高橋里帆(HappyStar)<前田>、カワムラノゾミ<趣里>、田中美希<伊藤>/スタイリスト=有本祐輔(7回の裏)<前田>、中井綾子(crêpe)、酒井タケル<伊藤>/撮影=西村康/取材・文=霜田明寛)
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