お笑い

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2022年11月24日

新時代の8人組ユニット「ダウ90000」を知る“5つ”のポイント

新時代の8人組ユニット「ダウ90000」を知る“5つ”のポイント

2:コント

コロナ禍を中心に多くのファンを獲得したダウ90000。その理由の1つとして、動画配信を中心に定期的に新作コントを発表している点が挙げられる。

彼らの魅力を知ってもらうためには、何よりもコントを見てもらうのが早いだろう。ここからはYoutube公式チャンネルで配信されているコントの中から、その魅力が凝縮された3本のコントを厳選して紹介する。

■「元カノ」恋愛会話劇の秀作



元カノ」は、元カノ・えりに呼び出された男性・こうたの困惑を滑稽に描いたコント。こうたに訪れる予想外の告白と衝撃展開、とある事実が明かされる結末を経て、1つの物語としての満足感が得られる秀作だ。

テンポの良い会話劇と個性豊かな人物による「人を傷つけない笑い」は、まさしくダウ90000の真骨頂と言える。この発展形として2組のカップルが登場するコント「花束とハイヒール」を合わせてみると、思わぬ仕掛けに驚かされることになるだろう。

■「まちがいさがし」パズルのような台詞が光るドタバタ喜劇



こちらはシェアハウス生活をする男女のすれ違う会話を滑稽に描いたコント。メンバー総出演で8人組ユニットとしての真価が発揮された内容だ。

個性豊かな人物が入り乱れる内容ながら、パズルのように繰り出される巧みなセリフの掛け合いが素晴らしい。各々の役割分担と安定した演技力が、作・演出を手掛けた蓮見の確かな手腕でまとめられ、奇跡のアンサンブルを実現しているのだ。

■「オーディション」コント内コントというメタ構造



上記で紹介した2本のコントからも分かる通り、ダウ90000のコントは演劇的要素が強い。
たびたび、お笑いファンからも批判される芸風をそのままコントに落とし込んだのが、コント「オーディション」だ。

オーディション会場に集まった3組の芸人たち。次々にネタを披露する彼らに下される理不尽な審査が大きな笑いを呼ぶ。コントの中でコントを披露するというメタ構造も面白いが、ネタ自体にダウ90000の実体験がリンクしているのもポイントだ。

ABCお笑いグランプリでは彼らのコントが「お芝居」とも批判されたが、その意見を踏まえて、同決勝に出場した芸人までパロディする渾身の自虐ネタとなっている。タイムリーな話題をいち早く取り入れるフットワークの軽さも、彼らの魅力と言えるだろう。

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