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2022年12月20日

M-1で大活躍「ロングコートダディ」と「男性ブランコ」お笑いファンが注目するその魅力

M-1で大活躍「ロングコートダディ」と「男性ブランコ」お笑いファンが注目するその魅力



ロングコートダディの魅力・1「堂前さんの多芸多才さ」

ここからは男性ブランコの2期先輩にあたる、ロングコートダディについて語っていきたい。

福井県出身の堂前透、岡山県出身の兎(うさぎ)からなるロングコートダディ。
コンビのブレーンである堂前さんは、発想力・ネタ作成力・大喜利力などどれをとってもお笑い能力が高い。筆者の勝手な予想だが、10年後くらいには各種賞レースで審査をする立場になっているのではないだろうか。

また、堂前さんの才能はお笑いだけにとどまらない。芸人同士で組んだ「ジュースごくごく倶楽部」という名のバンドで、ベース「堂前タオル」としても精力的に活動中。2022年12月23日には東京でワンマンライブも控えており、アーティストとしての一面にも注目が集まっている。



ロングコートダディの魅力・2「兎さんの表現力と天然さ」

堂前さんが作るネタを、極限までおもしろく表現するのが相方の兎さんだ。『M-1グランプリ2022』での1本目のネタ冒頭、兎さんが目を見開いた瞬間に客席に笑いが起きた。もう顔力・眼力が強いというより、兎さんがまとう空気感そのものに笑ってしまう「兎スパイラル」があの瞬間起こったような気がした。



そして兎さんといえば「ウソだろ?」と思わずツッコミたくなるような「天然さ」も魅力。
堂前さんが「好きなお菓子」として挙げたことから、カヌレ作りにハマった兎さん。ラジオ放送中にカヌレを作ろうとするも「(カヌレの)型を持参するのを忘れた」と嘆いたり、下記の動画内では、おそらく「竹山春斗(たけやまはると)さん」からのお便りを「ちくざん しゅんと」と読んだり…と天然エピソードは数え始めるときりがない。



ロングコートダディの魅力・3「マイペースな2人のゆるいやり取り」

ネタによってゆるい雰囲気のものもあるが、やはり2人のゆるさや仲の良さを一番感じられるのはトークだ。特に2人が定期的に行っているゲーム配信は、ゲームに興味がなくてもラジオ感覚で楽しめる。



ちなみに『M-1グランプリ2022』前夜も2人はマイペースにゲーム配信。その場に、同じM-1ファイナリストの「さや香」石井さんも呼び込み、一緒にスプラトゥーン3を楽しんでいた。

ゲームをしながら、なんやかんや言いあっていたロングコートダディとさや香(石井さん)が、その翌日には『M-1グランプリ2022』の最終決戦の3組として舞台に立っていた姿を見たときは、なんだか胸が熱くなった。

ただ、どんなにロングコートダディが売れても、このゲーム配信はゆるく長く続けてほしい。2人のやり取りは笑えて、どこか癒やし効果があるように思うからだ。

漫才を見て気になった方は、2組のコントもぜひ見てほしい

『M-1グランプリ2022』で「ロングコートダディ」と「男性ブランコ」が気になり始めた人も多いだろう。そんな方は2組の漫才だけでなく、ぜひコントも見てほしい。不器用で愛らしいキャラクターがたくさん登場し、見れば見るほど2組のことがもっと好きになるはずだ。

そして、年明けにはこの2組によるライブ「男性ダディ」が開催される。(https://online-ticket.yoshimoto.co.jp/products/danseidaddy20230107)

漫才・コントの垣根を超えて活動する2組の、来年以降の飛躍がますます楽しみでならない。

(ふじい)

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