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<4DX史上最高>マリオの映画を4DXで観るべきたった「8つ」の理由

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2023年4月28日(金)より『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が公開されている。いきなりだが、本作は優先的に4DXで観ることをおすすめする。

直近の『名探偵コナン 黒鉄の魚影』も4DXとの相性が超抜群でコナン映画史上最高の4DXとなっていたが、ここに来てまさかの4DX全体でも史上最高クラスの傑作が生まれるとは思ってもみなかったのだ。

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前置き1:ゲームを「体感」できた



今回の映画は、勢いよく飛んだり跳ねたり、はたまたアイテムを取ってパワーアップして突き進んだりといった、ゲームの「マリオ」シリーズらしいアクションがたっぷりと観られる。それだけでも楽しいのだが、さらに4DXの座席の激しい動きや、後述する風の演出などをプラスすることで、そのマリオのアクションを「体感」できると断言しよう。

言い換えれば、マリオの気持ちになって映画の中で大冒険ができるということでもある。映画館のスクリーンでみんなで観る、ということそのものがかけがえのない「映画体験」なのに、そこに「マリオのゲームを全身で受ける」バリューもプラスされるのだ。

前置き2:4DXは身長100cm未満の方は観られないのでご注意を


本作は何しろ老若男女に人気のあるマリオのアニメ映画作品なので、小さなお子さんを連れて行こうと考えている親御さんもいらっしゃるだろう。実際に本編そのものは見せ場がずっと続くので退屈する隙はいっさいなく、上映時間も94分とタイトなので未就学児にも存分におすすめできる。

ただし、4DXは身長100cm未満の方はご覧になれないのでご注意を。後述もするが、今回の4DXは良い意味で「やりすぎ」に感じてしまうほど、激しくダイナミックに座席が動きまくるので、あまりに小さい子には確かに刺激が強すぎるように思える。

ずっと激しい揺れが続くわけではないとはいえ、大人でも乗り物酔いをしやすいという方は、ある程度の心の準備をしてから観たほうがいいだろう。

前置き3:MX4Dではなく4DXをおすすめする理由は「劇場全体を吹く風」

座席の動きなどさまざまな上映形態が楽しめる上映形態には「4DX」と「MX4D」があるが、筆者は基本的にはMX4Dよりも4DXのほうをおすすめしている。4DXにしかない演出に「雨」「雪」「シャボン玉」があるし、MX4Dは通常料金+1200円に対し4DXでは+1000円(劇場によっては+1100円や+1200円の場合もあり)だったりもするのだから。

そして「劇場全体を吹く風」が今回は特に重要な演出になっていた。MX4Dにも風の演出はあるにはあるのだが、それは座席近くから強めに吹きつけるほうが多め。マリオたちと一緒に、激しいアクションで風を感じるという体験をしてほしいからこそ、4DXを選んでほしいのだ。

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また、4DXの一部の劇場では「熱風」の演出もプラスされている。筆者は熱風なしの劇場で観たので確定的なことは言えないが、その熱風が活かされることが大いに予想できた場面もあるので、可能であればそちらを選んでみてもいいだろう。

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前置きその4:日本語吹き替え版が最高の出来栄え

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今回の4DXは必ず日本語吹き替え版となるが、これが文句なしどころかアニメ映画史上最高クラスの出来栄えだった。日本語吹き替え版脚本を『サマータイムマシン・ブルース』などで知られる上田誠が担当しており、「言葉遊び」が見事に日本語に置き換えられていることにも注目だが、何より本業声優で揃えた最強の布陣が凄すぎる。

見知ったマリオの「らしさ」を完璧に体現した宮野真守、ちょっと頼りなくて臆病なところもキュートなルイージ役の畠中祐、物理的にも精神的にも強いピーチ姫にドンハマりな志田有彩、ひどいことをしているのに憎めないし見事な美声も披露するクッパ役の三宅健太、スネ夫っぽさもありながらもやはりキノピオのキャラにあっててかわいい関智一、粗野で野生的だがそこがいいドンキーコングにぴったりな武田幸史と、全員が全員とも100点満点、パーフェクトとしか言いようがなかった。

前置きその5:3Dの効果は正直「それなり」



今回の4DXの不満点を挙げるのであれば、3Dの効果が「それなり」だったところだろうか。ところどころで立体的なギミックがかろうじてあるものの、アトラクション的な「飛び出しすぎてぶつかりそう!」なハラハラ感などはほぼない。自然な3D表現のために世界に入り込めた感覚は味わえるのだが、それでも大部分で「通常の2Dで観るのと変わらないな」と思ってしまうのは物足りなかった。

加えて今回の4DXは「4DX 3D」であり、必ず3D料金が上乗せされる。たとえばイオンシネマの場合では、3Dメガネ付きの3D料金が+500円(3Dメガネ持参であれば+300円)であるため、4DX料金と合わせて通常料金+1500円がかかる。1900円の通常の大人料金で観るのであれば、最大で1人3400円(イオンシネマでは一般料金が1800円または1700円なので3300円か3200円)がかかってしまうのだ。

4DXでない場合でも、2Dか3Dで迷っている方には(個人差はもちろんあるとはいえ)2Dでも十分に楽しめますよ、と伝えておきたい。映画館の会員になる、サービスデイに行くなどで、割引き料金を狙ってみるのもいいだろう。

前置きまとめ:それでも4DXの料金は安すぎる

そんなわけで、3Dによりお財布に厳しい事情ができてしまっているのは残念だが、それでも今回の『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の4DXの料金は安すぎると断言する。

何しろ、本作では遊園地的なアトラクションを、94分間に渡ってたっぷりと楽しめるのだから。しかも、いつもは画面を見ながら遊んでいたゲームを、今回は前述したように「マリオのゲームを体感」できるのだから。これはもう、マリオファンこそ(もちろんそうでなくても)4DXで観てほしいと心から願えるのだ。

さて、すっかり前置きが長くなったが、ここからは本編の具体的な4DXの演出について記していこう。サプライズ的な演出や、物語の核心的なネタバレには触れていないつもりではあるが、一部の見所については具体的な内容を記している。

本編および4DXを予備知識ゼロで体感したい方は、先に劇場へ駆けつけてほしい。

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