(c) 2023 Marvel

<解説&考察>『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』鑑賞後に確認したい“5つ”のポイント


3. サプライズ演出の数々

本作では様々なサプライズ演出も魅力的でした。

シリーズではお馴染みとなったマーベルのオープニングロゴでは、GotGのメンバーとシリーズ過去の名場面が集結するファン感涙の演出に。

過去には『キャプテン・マーベル』でスタン・リー(マーベルヒーローの生みの親)が、『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』でチャドウィック・ボーズマン(ブラックパンサー/ティ・チャラ国王役)がフィーチャーされる類似の演出があり、共に故人を追悼する意図がありました。

本作はGotGの完結編と銘打たれており、ラストの展開も踏まえると初代GotGとのお別れを強調づける演出となったと言えるでしょう。

また、シリーズの顔ともいえる音楽面では意外な選曲がなされています。
レディオヘッド、アース・ウインド&ファイアー、ブルース・スプリングスティーンによる名だたる名曲群に並び、なんとボカロ曲が登場します。

『小犬のカーニバル 〜小犬のワルツより〜』は、ショパンの名曲『子犬のワルツ(ワルツ第6番 変ニ長調 作品64-1)』を基に作られた楽曲。

地球にそっくりの惑星・カウンター・アースの住人が聞く音楽として登場しており、聞き馴染みはあるものの何か違和感がある楽曲として、見事に作中での世界観を表現しています。


本楽曲はspotifyによる公式プレイリスト「Guardians of the Galaxy: The Official Mixtape」からも聞くことが可能です。

キャラクター面ではシルベスター・スタローン演じるラヴェジャーズのボス・スタカーをはじめ、ハワード・ザ・ドッグ、ヨンドゥが再登場。

『ピースメイカー』に出演したチャック・イウジ(今回はハイ・エボリューショナリー役)をはじめ、ジェームズ・ガン監督過去作から続投している俳優も多数登場しました。

特にオルゴスコープの場面では『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』でT.D.K役として出演したネイサン・フィリオンがGotGと遭遇する部隊のリーダーとして、また監督のパートナーで近年のDC作品では欠かせない存在・ハーコート役を務めたジェニファー・ホランドが同施設のセキュリティスタッフとして登場。

その他にもたくさんのジェームズ・ガン監督常連組が参加しているようなので、エンドロールでは出演者はもちろん、声の出演者にも注目してみてはいかがでしょうか。

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