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2023年05月10日

「unknown」第4話レビュー&考察:加賀美(町田啓太)の”紐クイ”&キスの破壊力がやばい!次回誰かが死ぬ…?

「unknown」第4話レビュー&考察:加賀美(町田啓太)の”紐クイ”&キスの破壊力がやばい!次回誰かが死ぬ…?

高畑充希と田中圭がW主演を務めるドラマ「unknown」が、2023年4月18日スタート。

妻は吸血鬼、夫は……?愛し合っているが、お互いに秘密(unknown)を抱えた夫婦。そして起こる連続殺人……すべてが明らかになったとき、2人はどうするーー? どちらに転ぶかわからない、先が気になる物語。

本記事では、第4話をCINEMAS+のドラマライターが紐解いていく。

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「unknown」第4話レビュー

「俺の親父は殺人犯なんだ」

ついに明かされた、虎松(田中圭)の秘密。
虎松は寝ているこころ(高畑充希)に向かって話したつもりだったが、こころは起きていた。
このため虎松は打ち明けねばならないと悩み、聞いてしまったこころは虎松に打ち明けられたらどう反応するべきか悩む。

虎松の父・彪牙(井浦新)が起こした一家惨殺事件について調べ始めたこころ。そうこうするうちに父・海造(吉田鋼太郎)に、虎松の父のことがバレてしまう。

衝撃の受け方も独特なパパ。「オーエムジー(おそらくOMG)」と叫ぶ。
そして激怒し、婚約破棄だ! と言い出す。
海造とこころが「むりむりむりむり」と早口で言い合っているのに笑ってしまう。

海造は虎松の父が殺人犯だったことに怒っているのではなく、そんな大切なことを結婚が決まっても隠していることに怒っていたのだった。確かに、それはそうだ。

志尊淳、ポンコツカメラマン役で登場

こころをかばって刺され、ケガをした加賀美(町田啓太)のピンチヒッターとして表れた座山道男(ドーダン)として登場したのは、制作陣が同じ映画『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』にも登場した志尊淳。高畑充希とは、ドラマ「ムチャブリ! わたしが社長になるなんて」で、反発し合いながらも惹かれ合う社長と部下を演じていた。

加賀美と分け合っているチューペットを片方渡そうとしたこころに「8時以降は食わないんで」とキッパリと断り、撮りたい相手が店から出てきたら大声を出し、カメラはバッテリー切れで使えない。仕方なくこころがスマホを貸すと、フラッシュを光らせ、追いかけるものの相手を撮らず自撮りしてしまった。まじで想像以上に使えねぇ……。

「まじでイライラする、なんの時間だったんだよ」とキレるこころ。もっともな怒りだ。

こころの言葉が素晴らしい

こころは、自分の気持ちを海造に話す。

「トラちゃんは、私のことも受け入れてくれた」
「婚約は破棄しない。私は虎松さんを愛してるから」

実は虎松は、真実を話そうとこころの実家に来ていたのだ。
こころのあたたかく強い言葉を聞き、廊下に座って号泣する虎松。
その言葉を聞いた海造が虎松を見てびっくりした後

「娘を傷つけたら許さないからな」
「それと一人で抱え込むのはやめなさい。こういうとき頼りになるのが家族なんじゃないのか」

パパ~!!
つまりそれは、虎松を家族として認めるということでもあり……。
「私も虎ちゃん大好き」と言う伊織(麻生久美子)。
この一家はいつも愛にあふれている。

加賀美、ついに行動に出る

居酒屋「どんぞこ」の源治(酒向芳)と聖夜(長田成哉)は、実は親子ではなく、恋愛関係にあるパートナーだった。こころと虎松がたまたまウェディングドレスを試着していると、記念写真を撮ろうとしていた2人がケンカしていて判明したのだ。そして後日、聖夜は「源治が加賀美と浮気している」とこころに相談。加賀美の気持ちを確かめてほしいと言う。

断れなかったこころは、加賀美の家に行き「好きな人いるの?」と聞く。いや、こころ、いくらなんでも鈍感すぎィ!! っていうか結婚前後なのに仕事相手とはいえ男性の家に一人で入るの、迂闊といえば迂闊だな。
加賀美はこころのパーカーの紐をつかんで引き寄せ、キスできそうな距離に。ドキッとしたところでフードをかぶせて紐を引っ張り、ギャグっぽい空気になる。ごまかしたけど、ちょっと本気だったと思う。


そしてラスト、こころにキスしようとしたがニンニクを食べていて止められた虎松は、持参した歯磨きセットを持って公衆トイレに。一人で待つこころの前に現れた加賀美は、こころにキスするのだった。

め、めちゃくちゃ顔がいい~! ……じゃなくて、なぜ今~!!? だってこれまであんなに我慢してきたのに、こころと虎松が結婚したここで崩してしまうの……? それとも、何かトリガーがあったのだろうか。

今週の考察タイム

イラストを描いたとしてまつり(ファーストサマーウイカ)の息子・大五郎(曽田陵介)が疑われたが、彼は犯人ではない気がする。本当にそうだったら隠さなすぎだし、本編にそこまで関わってきていないからだ。というわけで、今週もあやしいポイントを考えていきたい。

加賀美の正体は……

今まで我慢していたのに、ついにこころに対して行動を起こした加賀美。なぜこのタイミングだったのだろう。そして、彼の発言に怪しいところがあった。コロッケが好きなのは母親が作ってくれたから、と言ったのに、こころが聞くと「俺、施設育ちなんだ」と言い出した。施設育ちが嘘だとは思わないけど、話の流れ的になんだかおかしい。母親や実家の話をそれ以上聞かれることを避けたように感じてしまった。
そして、美味しい料理を作ってくれる親がいたけれど何らかの出来事があって施設育ちになった、と考えられる。

もしかして、加賀美は虎松の父が起こしたとされる一家惨殺事件の生き残りだったりはしないだろうか。
そう思って現場にあった家族写真を見ると、男の子と見られる子の目鼻立ちがくっきりしているところが加賀美っぽい気もしてくる。そうだとすると、犯人の息子である虎松を憎んでいて、彼の大切なものを奪おうとしているのか……。でも、こころに対して特別な感情を抱いていたのも嘘のようには見えない。

世々塚(小手伸也)もあやしい

世々塚もあやしかった。押しかけた虎松が気にしないからいいだろと言っても聞かず、片付けるからと虎松を外で待たせた。「見られるとまずいものがあった」もしくは「いると気づかれたらまずい人がいた」?
でも、虎松を支えてきた人の言動が嘘だったら嫌だなぁ。

今回は事件当時の虎松を思い出し、「父親でいさせてくれ」と抱き合う場面もあった。その言葉は嘘でないと思いたい。そして個人的にスルーできなかったのは、世々塚の部屋に相川七瀬のポスターが貼られていたことだ。アルバム「Red」と「paradox」のものだった。筆者、当時CDを買ったので勝手に興奮した。

でも、バツ5なのにずっと一人暮らしに見えるこの家に住み、リビングに趣味のポスターを貼りっぱなしなんてこと、あるのだろうか……?

虎松の父は、本当に犯人?

虎松の父親は、本当に犯人なのだろうか。確かに返り血を浴び、凶器を持っていたことは確かだが、実際に殺している映像は流れていない。それに、殺した後にあんなに優しい顔で笑えるだろうか。いや、殺人に快楽を覚えるタイプの人間ならありうる話だが、あの笑顔は誰かに向けて「もう大丈夫だよ」と言っているような、優しく微笑んでいる顔に見えた。笑いかけた相手は位置的に虎松に見えるが……。

誰かをかばった、というような可能性はないのだろうか……。
投身自殺をはかったと書かれているが、本当に亡くなったのだろうか。
公式サイトのプロフィールには、元高校教師という情報も追加されていた。

虎松以外に、彼に関係していた人がいるのではないだろうか。

毎回恒例、例の映像
血の付いたウェディングドレスを着て倒れていたが起き上がり、悲鳴をあげたこころ。
彼女が見ているのは、指輪をした男性が倒れている姿。
そしてこころの後ろにいた色の濃いスーツを着た男性は、弟の漣(井上祐貴)と、加賀美だった。
つまりこの2人は、終盤まで無事なようだ。

次回、主要人物の中から犠牲者が

次回予告、映った人物の中の誰かが連続殺人の犠牲になることが明かされる。
い、嫌だよーー!! もう彼らのことをかなり好きになっているのに、そんなのつらすぎる。

(文:ぐみ)


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