【Snow Man】「Dangerholic」「DA BOMB」の魅力について考えてみた
Snow Manの9thシングルで「Dangerholic」が、初週89万枚を達成した。9枚目シングルにして連続8作目の1位だ。デビューシングルはSixTONESと合同だったため別名義なので、実質すべてのシングルが1位に入っているといってよい。
さらに男性アーティスト史上初となる通算6作目の初週売上80万枚超え・8作連続初週売上50万枚超えという2つの新記録を達成した。
本記事では「Dangerholic」と、カップリング曲「DA BOMB」のかっこよさについて、あらためて魅力を掘り下げたいと思う。
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「Dangerholic」
メンバー・目黒蓮の初単独主演ドラマ「トリリオンゲーム」の主題歌である「Dangerholic」。
「楽しむって勝ちでしょ」「日々色々あるけど、環境と支える仲間に感謝!楽しんだ者こそが勝ちだ! 」というメッセージがドラマの世界観にも合っているし、Snow Manらしくもある。彼らがカラフルなスーツに身を包んだMVは、遊び心にあふれている。
メンバーがボードゲームを楽しむという設定で、それぞれのメンバーがキャッチコピーとともに順に映っていく。このコピーが絶妙!
- ラウール「最強で最長の最年少」
- 佐久間大介「ネタバレを許さない男」
- 宮舘涼太「彼が止まれば時も止まる」
- 岩本照「Mr.甘党マッチョ」
- 深澤辰哉「MC担当リアコ」
- 渡辺翔太「美声で黙らせる男」
- 阿部亮平「インテリあざと男子」
- 向井康二「甘えん坊Photo Boy」
- 目黒蓮「今世紀何してもキマる男」
ラウールは“最”が3つもついて彼がスペシャルな存在であることを改めて実感する(“最長”は身長のこと)。さまざまな面を持つ佐久間は「そこなんだ?」という気もするが、ブログによれば本人の希望が入っているらしい。何年も前から度々「ネタバレは許さない」ことに言及しているので確かにではある。
宮舘は独特の“間”が注目され、コンサートのみならず、今やバラエティー番組でも彼の間をいじる場面もあるほど。岩本と深澤はファンなら「それな」と思う要素が凝縮されている。渡辺の歌声はこの世の宝だし、使われている表情は5歳児っぽいやつでコピー以外の要素も垣間見える。
阿部もほんとそれ、そもそもフード被ってるところがすでにあざとい。写真について雑誌で連載する腕前で、甘えん坊でもある向井も納得のコピー。そして目黒蓮の「今世紀何してもキマる男」は昨今の飛ぶ鳥を落とす勢いの活躍を見てもピッタリだ。
9人は“TEAM POWER”と“TEAM BRAIN”に分かれて頭が動物の敵と対決。“TEAM POWER”は目黒・渡辺・佐久間・岩本、“TEAM BRAIN”は深澤・向井・阿部・宮舘・ラウール。“TEAM BRAIN”は阿部ちゃんとラウールくんだけなんじゃ……とちょっと思ってしまったのはここだけの秘密だ(?)。
“TEAM POWER”は腕相撲対決。身体ごと飛ばされそうな佐久間くん、負けて泣いちゃう翔太くん、気合十分だけど負ける目黒くん、最後に岩本くんが勝利して金のキュープ(サイコロ?)を手に入れる。渡辺くんと佐久間くんが2人並んでガオー!みたいなポーズをしているところが大変かわいい。ここ、本人たちも使われると思わず映像を観て驚いたらしい。なべさくかわいい。
“TEAM BRAIN”は商談を行うが失敗。5人それぞれの含みのある顔の表情に注目だ。彼らが考えた作戦は、ネコ科(おそらくライオンとネコ)の敵に対して、猫じゃらしで攻撃。ちょっとずるいけど頭いい! 無事に勝ってキューブを獲得した。
シーンによって3種類の衣装を楽しめるのもうれしい。ダンスシーンで着ているカラフルなスーツは、それぞれメンバーカラーとは違う色で新鮮だし、派手な衣装にも負けない彼らの存在感とパフォーマンスが圧巻だ。ゲームシーンで着ているパーカーやTシャツなどのラフな衣装は遊びがあって楽しい。
佐久間くんのツインテ(本人的には「呪術廻戦」の脹相と鹿紫雲が合わさった髪型)と康二くんの猫耳っぽい帽子がかわいい。オフィスで着るようなカッチリしたスーツは髪型もきっちりしていて、他2つの衣装との差を楽しめる。9人がいるオフィス、いいな~!!
先にMVに触れたが、今回の楽曲も今までになかった新しさを感じる。「トリリオンゲーム」の世界観に合わせつつもSnow Manのストーリーにもハマった歌詞で素晴らしい。
作品の主題歌になる彼らの曲はいつも、作品の世界観にぴったり合っていて、なおかつSnow Man自身のことを歌っているようにも感じる。そこも彼らの魅力のひとつだなと思う。
英詞も韻を踏んでいる部分も多く、2人が交互に歌う部分がたくさんあって、メンバーの声の魅力や声の相性を存分に楽しめる曲でもあると思う。
「DA BOMB」
カップリングのひとつ、「DA BOMB」の魅力がえげつない。2023年の舞台「滝沢歌舞伎ZERO FINAL」で披露された曲で、民族音楽っぽい感じとヒップホップの要素が合わさったような曲に、9人の歌とダンスが融合して最高にかっこいい。舞台でも素晴らしかったが、MVとして世に出してくれたことに心から感謝したい。
開幕はブブゼラを吹いている人のシルエットが映る。「Black Gold」を彷彿とさせる1人ずつがっつり見せていくスタイルがたまらない。
まず登場するのは深澤くん。黒髪治安悪めのチャラ澤辰哉さん、ビジュアルも衣装もラップも最高です……。次に登場するのは岩本くん。ここで気づく、さっきブブゼラを吹いていたのは彼だったということに。「誰がPremium? 俺だろEveryone」という歌詞に「おっしゃる通りで……!」とひれ伏したくなる。
続く佐久間くんはラップの2人のかっこいい感じから打って変わり、歌い上げる高音は一筋の光のよう。声に対して「光が差した」と感じるのは初めてかもしれない。そして今度はラウールくんの超低音。何ですかこの色気は。ラウールくん、歌声が高めなイメージがあったんだけどこんなに低い声も出るんだ、すっかり大人になって……(誰目線)という謎の感慨を感じてしまう。
1番が終わり、間奏とともに後半の人たちがチラッと移っていくのがかっこいい……!!
盗賊みたいな格好(?)をした宮舘くんの「敵は常に昨日のMy self」「常にCoolが俺じゃん」に「おっしゃる通りで……!」とひれ伏したくなる(本日2度目)。ギラギラしてていい。阿部ちゃんは舞台でも話題だった色付き丸眼鏡をそのまま着用していてうれしいし、眼鏡なしバージョンも入れ込んでくれていてサービス精神の塊。
翔太くん、なんでここで面白い感じのサングラスかけてるんだろう?と思ったけど「何度無力を思い知っただろう 苦いあの涙は今もずっとRemember」という歌詞は彼らのこれまでの苦労を思い起こさせる。肌が綺麗だ……。
そしてワイルドめな目黒くんきた……!ダボっとしたパンツは珍しい気がするのだが、ちょっと悪そうな感じがたまらない。康二くんは声は明るいのに鎖に囲まれてちょっとミリタリーっぽい恰好をしているところがいい。歌っている歌詞はファンやメンバーに語りかけているようにも感じて、これまで歌われてきた人の夢がひとつ形になったんだな、とわかる。
そしてここから9人が合流するパート!何と言ったらいいのか、この一人ひとりそれぞれが主人公になれるくらい個性にあふれててかっこいいのに、9人集まったときにさらに破壊力が増す感じ、これこそSnow Manだなと思う。そしてこのサビの片足を上げる振り付け、常人だと膝を痛めそうで、彼らの特殊な訓練を積んている感がすごい。
ダンスがかっこいい一方で、歌詞が苦しい中を耐えて頑張ってきた人が夢を叶えて、もっと上を目指していこうということ、生きる姿勢を歌っていて、Snow Manのこれまでとこれからに思いをはせてしまう。そういうことを曲とパフォーマンスがバチバチにかっこいい曲で歌うの、さすがSnow Manという感じがする。
最高のパフォーマンスを見せ続けてくれるSnow Manだから応援したい
「Dangerholic」「DA BOMB」のMVともに、「他のグループのファンだけどこの曲は買いました」というコメントが多く見られたのが印象的だった。デビューから3年半ほど経ち個々の活動も忙しくなったが、最高のパフォーマンス・最高のエンターテインメントを見せ続けてくれるSnow Manには1人のファンとして感謝しかないし、これからの活動も追っていきたい。
(文:ぐみ)
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