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2023年11月14日

「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」:携帯が入れ替わった二宮和也”誠司“の緊迫と、大沢たかお”時生“の緩和が顕著な第6話

「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」:携帯が入れ替わった二宮和也”誠司“の緊迫と、大沢たかお”時生“の緩和が顕著な第6話

二宮和也、中谷美紀、大沢たかおのトリプル主演の月9ドラマ「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」が2023年10月9日(月)よりスタート。
全く関わりを持たない3人の男女が次第に運命の交錯へと導かれていく――。

本記事では、第6話をCINEMAS+のドラマライターが紐解いていく。

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「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」第6話レビュー

ようやく物語が慌ただしく動き出した。

前回のラストシーンで桔梗(中谷美紀)との電話中に『アネモネ』の幹部・安斎(米本学仁)に拉致されてしまった誠司(二宮和也)。
「ホントはお前が裏切者なんじゃねぇのか?」
と、安斎に組の裏切り者だと勘違いされ、拳銃を向けられていた。安斎は仲間の榊原(ハルキ)を殺したのは誠司だと決めつけている。しかし、誠司は記憶喪失中で自分の名前すらわからない。
そこで「俺を拉致っている本当の理由はなんだ?」と逆に安斎に問う。
どうやら安斎は誠司の携帯が欲しいようだ。
しかし、誠司の携帯はシェフの時生(大沢たかお)とぶつかった時に入れ替わったので葵亭にある…。
絶体絶命の状態が続いていた誠司だが、ずば抜けた身体能力で安斎から逃れることができた。

相変わらずつっこみどころ満載のレストラン編。
今晩のクリスマスディナーのために仕込みをしている最中だが、呑気なおしゃべりは止まらない。
そして、今から手伝いに来てくれることになったシェフ見習いの武智(小日向星一)を待っている。
余談だが武智役の小日向星一の父は、俳優の小日向文世だ。言われてみれば、なんとなく父の面影があるように思う。
猫の手も借りたい状態の葵亭では、武智を今か今かと待っている。
そこへ、携帯の位置情報から誠司が「葵亭」にいると確信したアネモネの2代目ボス・ミズキ(中川大志)がやってきた。
当たり前のように時生たち、葵亭の人たちはミズキを武智と間違え「待ってたよ、武智君」と笑顔で迎え入れてしまった…。
もはやこのレストラン編は、完全に視聴者を和ませてくれるコントだ。

一方、桔梗は誠司に電話で指定された野毛山墓地で蜜谷(江口洋介)と接触していた。
そこには警察の人間と、蜜谷の命を狙うミズキの部下が桔梗と蜜谷の行動を見張っている。
どうやら警察の情報は、ミズキらに筒抜けのようだ。
警察内にも裏切者がいる?
緊張感が走るが、いつものごとくレストラン編が邪魔を…いや、柔和な空気で包んでくれる。

第6話では、これまで謎のジャーナリストだった柚杏(中村アン)が警視庁の一員だということがわかった。なぜ柚杏はジャーナリストと偽って、蜜谷のことを嗅ぎまわっているのか。さらに謎が深まる。

神奈川県警の警部補であるカレン(松本若菜)は、存在に裏表がないため、事件を一生懸命追っている姿が好印象だ。

ディナーまであと5時間。
葵亭は無事にお客様を迎えることができるのか?
すっかり忘れていたが、白髪の真礼(佐藤浩市)の愛犬・フランは見つかるのか?

“たった1日”の出来事を1クールかけて描いている同ドラマ。

まだまだいろんなことが中途半端な状態だが、聖夜にはまるっと収まることを期待したい。

(文:駒子)

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(C)フジテレビ

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