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2023年12月07日

話題作が続く中村ゆり——映画『市子』に込めた願いとは?

話題作が続く中村ゆり——映画『市子』に込めた願いとは?

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12月8日(金)より全国公開する『市子』。

痛ましいほどの過酷な家庭環境で育ちながらも「生き抜くこと」を諦めなかった川辺市子を演じるのは杉咲花。抗えない境遇に翻弄された彼女の壮絶な半生を、凄まじい熱量で体現した。


これまでも演技力に定評があった杉咲だが、その期待を遥かに超え圧巻の演技を披露、芝居を超えて役を生き抜く姿がスクリーンに映し出される。

市子の恋人・長谷川を演じるのは、若葉竜也。この重厚な物語の軸を担う長谷川が、市子の真の姿を知っていく過程を繊細に演じ切る。

他にも、森永悠希、渡辺大知、宇野祥平、中村ゆり、倉悠貴、中田青渚、石川瑠華、大浦千佳ら豪華俳優陣が名を連ね、市子の知られざる人物像や過去を第三者の目線で浮き彫りにしていく。

物語の鍵を握る!?中村ゆりが『市子』に込めた願い


『窓辺にて』『母性』と話題作への出演が続く中村ゆり。映画『市子』では、杉咲花が演じる川辺市子の“秘密”を知る母・川辺なつみを好演!

2003年より俳優活動を始めた中村は、2007 年に井筒和幸監督作品『パッチギ! LOVE&PEACE』のヒロイン・李慶子役に抜擢され、全国映連賞女優賞おおさかシネマフェスティバル新人賞を受賞し脚光を浴びる。

その後、数々の映画やドラマでキャリアを積み、近年は浅香航大とW主演を務めた「今夜はコの字で」(20・22/BSテレ東)、「ただ離婚してないだけ」(21/テレビ東京)、「クロサギ」(22/TBS)、映画『そして父になる』(13/是枝裕和監督)、『Fukushima50』(20/若松節朗監督)、『窓辺にて』(22/今泉力哉監督)、『母性』(22/廣木隆一監督)などに出演し活躍をみせている。

2022年に公開された『窓辺にて』では、稲垣吾郎演じるフリーライターの主人公の妻でありながら、担当作家と浮気する編集者妻役を演じ、『母性』では、戸田恵梨香演じる主人公の親友であり、彼女の夫の知られざる過去の真実を握るミステリアスな役を演じた。


12月8日から公開される映画『市子』でも、中村は市子に関わる大きな“秘密”を持つ母親・川辺なつみを演じる。なつみは、原作となった舞台では登場しなかったが、映画では「第三者の目線から市子の過去や人物像が解き明かされていく」構成に欠かせない存在として、描かれることになった重要な役どころ。

プロポーズを受けた翌日に姿を消した市子を探す恋人・長谷川(若葉竜也)が、その過程で出会う市子の幼馴染や同級生たちの証言から、幼少期に市子は東大阪にある団地に住み、なつみはその近くのスナックで働いていたことが明らかになる。

さらに、なつみには、店の馴染み客でソーシャルワーカーの小泉雅雄(渡辺大知)という恋人がおり、いつの間にか一緒に暮らすようになっていたこと、その頃からなつみと小泉のふたりは家族以外が家に上がる事を許さず、市子が友人を家に連れてきたときには激しく動揺し、家から追い出すこともあったということがわかる。そして、市子が高校生の頃、突然なつみと市子、そして小泉は団地から姿を消していて――。


市子を見つけたい一心の⻑谷川はついに失踪中のなつみの手がかりを見つけ、ひとり彼女の元へ。そこで、なつみが長谷川に語った市子の境遇、過去、そして“秘密”は、彼の想像をはるかに超える、衝撃的な真実だった――。

市子の過去を辿るうえで重要な存在となる川辺なつみを演じた中村は、原作となった舞台「川辺市子のために」を鑑賞しており、市子の複雑で壮絶な半生に心を揺さぶられ、市子に対し「同じように苦しみ、そして抱きしめてあげたくなりました。」と語っている。

戸田監督と話し考える中で、この作品に熱い想いが自然と湧き上がったと言う中村は、先日登壇した完成披露上映会の舞台挨拶でも「悲しみや孤独の中にいて、誰からも見つけてもらえない人へ、手が差し伸べられますようにと、この映画の中に願いました」と、完成した本作に願いを込めたことも明かしている。

母親・川辺なつみと市子だけが知る、“秘密”とは――。市子が幸せな暮らしを自ら捨てでも、隠し続けた衝撃の真実を、是非劇場で確かめてほしい。

『市子』作品情報

12月8日(金)テアトル新宿、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開

【予告編】


【ストーリー】
川辺市子(杉咲 花)は、3年間一緒に暮らしてきた恋人の長谷川義則(若葉竜也)からプロポーズを受けた翌日に、忽然と姿を消す。途方に暮れる⻑谷川の元に訪れたのは、市子を探しているという刑事・後藤(宇野祥平)。後藤は、⻑谷川の目の前に市子の写真を差し出し「この女性は誰なのでしょうか。」と尋ねる。

市子の行方を追って、昔の友人や幼馴染、高校時代の同級生...と、これまで彼女と関わりがあった人々から証言を得ていく⻑谷川は、かつての市子が違う名前を名乗っていたことを知る。そんな中、⻑谷川は部屋の中から一枚の写真を発見し、その裏に書かれた住所を訪ねることに。捜索を続けるうちに⻑谷川は、彼女が生きてきた壮絶な過去と真実を知ることになる。

【クレジット】
出演:杉咲 花 若葉竜也 森永悠希 倉 悠貴 中田青渚 石川瑠華 大浦千佳 渡辺大知 宇野祥平 中村ゆり

監督:戸田彬弘 原作:戯曲「川辺市子のために」(戸田彬弘)
脚本:上村奈帆 戸田彬弘 音楽:茂野雅道

製作幹事・配給:ハピネットファントム・スタジオ

©2023 映画「市子」製作委員会
公式サイト:https://happinet-phantom.com/ichiko-movie/ 公式 X:@movie_ichiko

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