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『マッドマックス:フュリオサ』は4DXが“最適解”だった「5つ」の理由



1:荒廃した砂漠の世界を「煙」「風」で表現


『マッドマックス』シリーズ(『2』以降)の大きな特徴は、文明が荒廃した後の砂漠で覆われた世界観。

今回の『フュリオサ』では、砂煙が舞う様を、スクリーン手前で立ち上がる「煙」と、劇場全体を吹く「風」で表現してくれた。より作品内世界に没入できるだろう。

2:エンジンの「振動」が伝わりまくる


何しろ4DXのメインの演出は「座席の動き」。クルマやバイクが全力疾走し、急にターンし、時にはジャンプまでもする。そんな「ライド感」こそが4DX最大の魅力であり、前作にも勝るとも劣らない本作の狂った(褒め言葉)カーアクションにベストマッチなのは、言うまでもないだろう。

しかも、それ以前に「エンジンの振動」もリアルに演出してくれたことにも感動がある。序盤にごくわずかに「馬に乗っての振動」も演出してくれるのだが、そちらとの違いも味わってほしい。

3:槍や銃撃をギリギリで避ける「エアー」など、演出が大盤振る舞い!


中盤では本作の白眉といえる、約15分にわたる「ウォー・タンク(ウォー・リグ)」という巨大な乗り物を巡っての攻防戦が展開する。

ここでほぼ全ての4DX演出が大盤振る舞いとなるのだが、特に「飛んでくる槍」「蜂の巣にされそうな機関銃」での攻撃をギリギリで避ける様を演出した、プシュッと吹き付ける「エアー」の演出がスリリング。めいいっぱいアトラクション感を楽しんでほしい。

4:巨大なタイヤのトラックに乗った感覚が特にヤバい

本作には様々な「暴力的」という形容がふさわしい乗り物が登場するが、特に「シックス・フット」と呼ばれるトラックはクレイジー極まりない。



巨大なタイヤのおかげで他のクルマを軽々と乗り潰し、普通のバイクなら横転してしまう急激な坂道も軽々と登ってしまうのだ。もちろん4DXの演出も遠慮がなく、「超ヤバい車に乗って超危険なオフロードレースに挑む」ような感覚も味わえるだろう。

5:クライマックスに驚きの「雨」の演出が!


MX4Dにはなく、4DXのみに存在する演出には「雨」「雪」「シャボン玉」があり、今回の『フュリオサ』ではこのうち「雨」が非常に効果的に使われている。画面手前に飛んでくる「血飛沫」を吹き付ける水(座席横のボタンでOFFも可能)で演出しているというのもいい意味で悪趣味だったが、さらに笑ってしまったのが、クライマックスで上から落ちてくる雨だったのだ。

詳細はネタバレになるので秘密にしておくが、「そ、そんなふうに雨を使うの!?」と驚いたと共に、「そこで使うしかないよね!」と納得もできて、ついつい笑顔になってしまったのだ。そちらも含めて、『フュリオサ』の4DXをめいっぱい楽しんでほしい。

(文:ヒナタカ)

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