増當竜也

ニューシネマ・アナリティクス

『HHH:侯孝賢』レビュー:台湾映画界の名匠ホウ・シャオシェン監督の映画とそのキャリアを紐解く絶好のテキスト!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」台湾映画界が生んだ世界的名匠の侯孝賢(ホウ・シャオシェン)。そして彼のイニシャル“HOU HSIAO-HSIEN”の頭文字を採ってタイトルが紡がれた『HHH:侯孝賢』は、当然ながら彼のキャリアに...
ニューシネマ・アナリティクス

『にじいろトリップ:少女は虹を渡る』レビュー:才人いまおかしんじ監督が両親の復縁を願う少女の心を描出するミュージカル映画  

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」「ピンク七福神」の異名も今は昔、最近はジャンル分け不能の作品を連打し、特に昨年は『れいこいるか』が2020年度「映画芸術」誌ベスト1に輝き、今年も『農家の嫁は、取り扱い注意』2部作と『葵ちゃんは...
ニューシネマ・アナリティクス

『殺人鬼から逃げる夜』レビュー:聴覚障害者が殺人鬼に狙われる!音のない悪夢のサスペンス映画の秀作!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」  視覚障害者が犯罪に巻き込まれるサスペンス映画だと、古くはオードリー・ヘプバーン主演の『暗くなるまで待って』(67)が有名で、最近でも『見えない目撃者』として中国(15)と日本(19)でリメイ...
ニューシネマ・アナリティクス

『ディナー・イン・アメリカ』レビュー:ビッチ!アナーキー!クレイジー!エモーショナルな青春ラブストーリーが誕生!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」いやはや、冒頭からラストまで徹頭徹尾ビッチでクレイジーな映画です。開巻早々ゲロ吐くは、悪態つくは、いけないHしちゃうは、ちゃぶ台ひっくり返すは、放火するは……などなど、アナーキーといえば聞こえは...
ニューシネマ・アナリティクス

『マイ・ダディ』レビュー:ムロツヨシ(映画初主演!)のオーラが全てを好もしく包み込む人間讃歌!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」主人公はシングルファーザーで、ガソリンスタンドでアルバイトしている牧師さんです。この作品、コメディではありませんが、この主人公をムロツヨシが演じていることで、それだけで不可思議かつ好もしい笑いが...
ニューシネマ・アナリティクス

『素晴らしき、きのこの世界』レビュー:菌糸こそは地球のネットワーク!?キモ美しく幻覚的ネイチャー・ドキュメンタリー映画

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」キノコと聞いて、真っ先にキノコ人間の恐怖を描いた『マタンゴ』を思い出してしまう方は特撮映画ファン、♪き~のこきのこ~と歌いたくなってしまう方はTVアニメ「きんぎょ注意報!」を見て育った世代?本作...
ニューシネマ・アナリティクス

森川葵&菅田将暉主演のお宝映画『チョコリエッタ』+風間志織監督が紡ぐ”せかいのおわり”の世界

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」2021年9月24日より東京アップリンク吉祥寺を皮切りに、高校時代より8ミリフィルムで自主映画活動を開始し、「天才少女の出現」として注目を集めてきた風間志織監督特集が開催されます。今回は21世紀...
金曜映画ナビ

最新作『BECKY』監督コンビの出世作『ゾンビスクール!』『ブッシュウィック』の衝撃と潔さ!

(c)2020 BECKY THE MOVIE,LLCジャンル・ファンにとって毎年のお楽しみ、世界最古&最大のファンタスティック映画の祭典“シッチェス”映画祭が公認する日本開催版、今年で8回目を迎える「“シッチェス映画祭”ファンタスティック...
ニューシネマ・アナリティクス

『スイング・ステート』レビュー:アメリカ選挙の仁義なき裏側を痛快に描いたブラック・コメディ!これを見たら選挙に行きたくなる!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT自民党総裁選挙や衆議院選挙など、日本もこの秋は選挙の話題で持ち切りで、特に今回は混迷するこの国の未来を示唆する上でも投票できるものには積極的に参加していただきたいものですが、この作品は...
ニューシネマ・アナリティクス

『偽りの隣人 ある諜報員の告白』レビュー:理想の政治家を盗聴の中から見極めていく!?ポリティカル・ヒューマン・サスペンスの秀作!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT韓国映画の隆盛は今に始まったわけではありませんが、この勢いの秘訣は一体何なのだろうと考えていくと、もちろん北朝鮮や日本などとの複雑な歴史的関係性からもたらされ続ける緊張感などもさながら...