増當竜也

ニューシネマ・アナリティクス

『子供はわかってあげない』レビュー:上白石萌歌×沖田修一監督で贈る、ひと夏のガール・ミーツ・お父さん!

→『子供はわかってあげない』画像ギャラリーへ■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」「少女と自転車とキャメラさえあれば映画は作れる」とはジャン=リュック・ゴダール監督の名言ですが、実際、自転車はあったりなかったりしても「少女」と「映画...
デフォルト

『キネマの神様』山田洋次監督による名物シリーズ集大成『男はつらいよ おかえり寅さん』

(C)2021「キネマの神様」製作委員会2021年8月6日より最新作『キネマの神様』が公開される山田洋次監督。現在89歳にして今や現役映画監督最長老のひとりといっても過言ではない名匠・山田監督ではありますが、そんな彼の代表作と言えば、何とい...
ニューシネマ・アナリティクス

『土手と夫婦と幽霊』レビュー:記憶もあやふやなモノクロームでつづる「世界」の隔たりと彷徨

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT不況の現代の中でも意欲的活況を呈し続ける日本インディ-ズ映画界から、また1本新たな秀作の登場。第10回日本芸術センター主催映像グランプリ2018グランプリをはじめ、アメリカやロシアなど...
ニューシネマ・アナリティクス

『カウラは忘れない』レビュー:「脱走という名の集団自決」カウラ事件が今の日本人に訴えかけるものとは?

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORTカウラ事件とは第2次世界大戦真っただ中の1944年8月5日、オーストラリア東部の田舎町カウラの第十二捕虜収容所で1104人に及ぶ日本軍捕虜が集団脱走を図り、日本人捕虜234人、オースト...
ニューシネマ・アナリティクス

『すべてが変わった日』レビュー:二大スター共演によるスリラー&ロードムービー=西部劇の秀逸な現代的復権

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORTダイアン・レイン&ケヴィン・コスナーといえば、『マン・オブ・スティール』(13)などのDCエクステンデッド・ユニバース・シリーズでスーパーマンの地球における両親を好演したのが記憶に新し...
ニューシネマ・アナリティクス

『明日に向かって笑え!』レビュー:全世界の庶民必見!どん底人生の面々が仕掛けた痛快“オーシャンズ11”的大金奪還劇!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT第82回アカデミー賞外国語映画賞受賞作『瞳の奥の秘密』(09)の脚本エドゥアルド・サチェリ&主演リカルド・ダリンのコンビによる2019年度アルゼンチン映画大ヒット作ですが、その事実が大...
ニューシネマ・アナリティクス

『元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件』レビュー:ラブコメと見せかけ、実はスリリング極まる航空パニック映画の快作!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT邦題からラブコメと勘違いしてしまう方もいらっしゃるかと思われますが、これがもう見事なまでにスリリングな航空パニック映画であり、世代的には『エアポート‘75』(74)を彷彿させてくれるも...
映画コラム

『映画 太陽の子』『8時15分ヒロシマ』『祈り』日本の原爆開発の事実、そして広島と長崎を改めて想いたい

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」8月6日に広島、8月9日に長崎と、日本に原子爆弾が落とされ、太平洋戦争が終結してから76年目となります。原爆の惨禍は、日本に住む人であれば誰しも見聞きしたことがあるでしょう。原爆、許すまじ!しか...
金曜映画ナビ

『返校』をきっかけに、改めてアジアン・ホラー映画に注目してみたい!

(C)1 Production Film Co. ALL RIGHTS RESERVED.7月30日公開の『返校』は、台湾で大ヒットした人気ゲームを原作にしたサスペンス・ホラー映画です。蒋介石率いる国民党の独裁政権下にあった1962年の台湾...
ニューシネマ・アナリティクス

『イン・ザ・ハイツ』レビュー:さまざまな差別と偏見を乗り越えるためのミュージカル=エンタテインメント!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORTミュージカルというジャンルは、単に歌って踊って楽しく華やかに繰り広げるものだけではなく、社会に対するメッセージを歌と踊りに盛り込みながら観客の意識を向上&啓蒙させていくという、真のエン...