増當竜也

映画コラム

『天国の本屋~恋火』伝説の花火は天国から見るか?地上から見るか?

(C)2004「天国の本屋~恋火」フィルムパートナーズ映画にはいろんなジャンルがあり、中でも華やかなスペクタクル大作などに話題は集中しがちですが、いざ映画ファンに好きな映画のことを聞くと意外に小さくささやかな映画のタイトルが挙がることが多い...
映画コラム

鬼才クストリッツァ『オン・ザ・ミルキー・ロード』は、今年のベスト1洋画最有力候補!

■「キネマニア共和国」(C)2016 LOVE AND WAR LLC2017年も下半期に入り、気の早い映画ファンの中にはそろそろ今年のベスト・テン映画はどうなるかな? などと考え始めている方もいらっしゃるのではないでしょうか?私自身、そろ...
映画コラム

宇宙人と遭遇した少年たちを描くジュヴナイルSF『アース・トゥ・エコー』

(C)2014 RML Echo Films, LLC All Rights Reserved今年の洋画はアメコミ・ヒーローものだけでなく、『パッセンジャー』『メッセージ』『ライフ』などSF映画の秀作が多い感もあります。まもなく『エイリアン...
映画コラム

『三度目の殺人』と『HER MOTHER』、殺人と裁判と死刑をめぐる2本の映画

■「キネマニア共和国」ひとつの殺人事件をめぐって裁判が行われ、死刑になるか否かといった映画は昔も今も後を絶ちませんが、この9月、偶然にもそういったモチーフの作品を続けて見てしまったもので、比較するには内容は全然異なるのですが、合わせて紹介し...
映画コラム

『クリーピー 偽りの隣人』、日常に潜む恐怖をじわじわと描出する

(C)2016「クリーピー」製作委員会現代日本映画界におけるサスペンス&スリラー映画の達人といえば、やはりこの人・黒沢清監督の名前を思い浮かべる映画ファンの方もさぞ多いことでしょう。9月9日からは、宇宙人が地球を侵略すべく暗躍する恐怖を日常...
映画コラム

侵略SF映画『散歩する侵略者』がメチャクチャ面白い!

■「キネマニア共和国」(C)2017『散歩する侵略者』製作委員会先日、実に面白い日本のSFサスペンス映画を見ました。いや、もうこれはメチャクチャ面白い!特にSF映画ファンは必見!ただ、現在行われているマスコミ試写会の反響も上々のようなのです...
映画コラム

幕末の彰義隊を通して、青春の悲劇を活写した『合葬』

(C)2015 杉浦日向子・MS.HS / 「合葬」製作委員会今年は時代劇映画がちょっとしたブームになっていて、『無限の住人』や『たたら侍』『花戦さ』『忍びの国』、そして現在『関ケ原』が大ヒット中です。個人的には、こうしたブームの基を築いた...
映画コラム

イギリスから見た2017年『ダンケルク』、フランスから見た1964年『ダンケルク』

■「キネマニア共和国」(C)2017 Warner Bros. All Rights Reserved.9月9日よりクリストファー・ノーラン監督の最新作『ダンケルク』が日本公開されます。第2次世界大戦が勃発して間もない1940年㋅のイギリス...
アニメ

『きみの声をとどけたい』が信じさせてくれるコトダマの存在と、その大切さ

■「キネマニア共和国」(C)2017「きみの声をとどけたい」製作委員会みなさんは言霊(コトダマ)を信じていますか?私は信じています。それは霊的な意味合いではなく、人が心に思うことを口にすることの責任とでも言いますか、言葉は相手に自分の気持ち...
映画コラム

『ワンダーウーマン』も出演の犯罪集団劇映画『トリプル9』の魅力

本日8月25日に公開となる『ワンダーウーマン』で早くも人気沸騰、史上最強のスーパー・ヒロイン、ダイアナことワンダーウーマンに扮するガル・ガドット。(C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATP...